ハンノキの花
2月25日(日)
瓜久保休憩所へ戻って来た。ここの周りにはウメ樹が沢山あり、ウメの園と言ってもいい。コウバイ、ハクバイ、リョクガクバイ、ブンゴウメ等種類も多い。カッパ池の奥のウメが咲いていなかったので、ここのウメもまだ咲いていないとは予想できたが、休憩所へ来て早速周りのウメを見た。やはり、どの樹にも花はなかった。「まだ早いのかなぁ」と思った。
瓜久保休憩所のウメ
瓜久保休憩所のウメ
楽しみにしていたウメの花が見られず残念な思いをしながら狐久保広場へ向かった。途中、沿道からの入り口にムクノキがあるのを確認した。このムクノキは高木なので、幹を見て判断するしか手がない。色々なムクノキの幹を見ているが、若い樹と古い樹とでは樹皮の様子が違い、ムクノキと判断することは中々難しい。太く、古い幹では、「紙のように剥がれやすくなっている」様子を確認して見分けている。ここからの道は農道のようで、細くなっている。先日この農道で、小さな野鳥「シメ」を見た。今日も見られるだろうか期待したが、そうは簡単に姿を見せてはくれなかった。狐久保へ着くと、一人の人が先を歩いていた。同じようにオニグルミを見るのかと思っていると、そのまま奥の方へ行ってしまった。ここへ来た誰もがオニグルミを見に来ているわけではないことが分った。オニグルミの冬芽は高い所にある。今日は明るく天気がいいので、雄花花序が分かる写真が撮れた。
オニグルミの冬芽
オニグルミの撮影を終え、もとの園道へ戻り始めた。畑が見え始めると、角に青いオオイヌノフグリが沢山咲いている光景に出会った。「やはり春やって来た」と実感した。花弁を大きく開き、日光をいっぱい受けている姿には微笑ましさ、春の長閑さが感じられる。
オオイヌノフグリの花
水車小屋近くへ来ると、野鳥観察をしている人が沢山出ていた。こんなに沢山の人がいるとは、珍しい野鳥が見られるかも知れないと思った。静かに近づき、一緒になりカメラを向けている方向を見つめた。何か動いているものはないかと目を追ったかが、何も見ることが出来なかった。かなり遠方のハンノキの林の中にいるようだ。野鳥は諦めて、水車小屋から水田の畦道へ出た。コムラサキの冬芽を見たが非常に小さい。隣のウツギの冬芽を撮影した。先日四季の森公園でミツバウツギの冬芽を見たので、比較してみたかった。同じウツギの仲間なのか、冬芽は対生で、色が似ていた。形は丸味がなく、先が細くなる円錐形であった。
ウツギの冬芽
畦道にはハンノキが出てくる。ハンノキの樹形は直立するという。先程小川アメニティで見たハンノキの幹は直立していなかったので、疑念が残っている。この畦道に出てくるハンノキの幹はいずれも直立している。昨年は、花が咲いたのが分からず、花を見ることがなかった。下の方に咲いている枝を探しながら進むと、今年は見つかった。花が咲いていることが分かるが、混み入っていて、どこまでが1つの花か分からない。見えるものは葯ばかりである。
ハンノキの花序
ハンノキの雄花
ハンノキの雌花
撮影:2月15日
記 平成30年2月20日(火)