大きくなったムラサキシキブの冬芽
2月19日(月)
コリア庭園から久し振りにムラサキシキブのある藪へ入った。ムラサキシキブの周りの枝が整理されたせいか、上へ伸びた枝の本数が多くなったようだ。頂芽を除けば、冬芽は対になっている。大きなものを見つけて写真を撮った。この冬芽は星状毛に覆われた裸芽なので、葉の形が連想できる。計測すると、長さ5mm、幅2mmであった。
ムラサキシキブの藪
ムラサキシキブの冬芽
藪から出て池の傍のタチバナモドキを見るは久し振りである。オレンジ色の綺麗な果実がいっぱいなっている。この樹を見ると、この樹の名前をいろいろと調べたことが思い出される。一般的にはピラカンサと呼んでいるが、果実を見ると、赤いものとオレンジのものがあることから迷いが始まった。資料⒈などによると、赤い果実を付けるのはカザンデマリ(ヒマラヤトキワサンザシ)で、オレンジの果実を付けるものがタチバナモドキになるようだ。
タチバナモドキの果実
テニスコートの横の道はオオシマザクラ、カンザンなどのサクラの並木になっている。ここではカンザンの冬芽を撮影した。カンザンは八重桜で、ソメイヨシノより遅く咲いてくる。カンザンはオオシマザクラを基につくられたサトザクラと言われている。冬芽は毛がなく艶があり、オオシマザクラの冬芽に似ている。長さ7mm、幅3mmであった。
カンザンの冬芽
茶店の前の広場にハゼノキがある。ハゼノキの冬芽は小さく、きちんと捉えられたことがない。今日は日が射し、明るいので、若しかしたら、冬芽と分かりそうな写真が撮れるのではないかと期待していた。しかし、結果はよくなかった。冬芽があるらしいとは分かるが詳細は全く分からない。過去に調べた下記の資料を参考にされたい。
ハゼノキの冬芽
茶店前のヤマザクラのところへ来た。ヤマザクラの写真は先程パークセンター前で撮影できた。ここでは再度確認のために撮影した。天気がよく、明るいこともあり、今までの中ではヤマザクラの冬芽と分かる写真になった。冬芽は先が尖り、艶がある。
ヤマザクラの冬芽
茶店のベランダに出ると、ソメイヨシノが目の前に見えてくる。手を出すと、冬芽に手が届く。ソメイヨシノはエドヒガンとオオシマザクラから出来たという。冬芽の毛が多いところはエドヒガン由来と考えられる。大きさは長さ8mm、幅3mmであった。未だ大きな変化が現れていないようだ。
ソメイヨシノの冬芽
撮影:2月9日
記 平成30年2月12日(月)