エノキの冬芽の確認
2月17日(土)
パークセンター前の樹木園へ入った。ここではエノキの冬芽を確認をすることになっている。先日、ここのエノキの冬芽を探した時、葉痕の脇から角のようなものが出ていた。最初はこれが冬芽だろうかと思ったが、以前から見ている冬芽のイメージと全く違うので、課題にしていた。この課題は、1月27日、舞岡公園のエノキを見て解決することが出来た(資料)。今日はその確認をしたい。エノキの冬芽を探すと、どの枝を見ても、先日と同じ角の様なものばかりであった。この角の様な冬芽は、古い枝に出来ているものなので、今見ているものはいずれも古い枝になる。新枝がないだろうかと探すと、漸く見つかった。その枝の冬芽を見ると、間違いなくイメージしていたものであった。このエノキには新枝が殆どないことが分かった。冬芽は1~2mmと非常に小さい。
エノキの冬芽
古い枝の葉痕:冬芽は見えない
ムクノキの冬芽はエノキのように惑わされる冬芽ではない。色々な所でムクノキを見かけるが、みんな高木である。ここでは未だ低木なので、冬芽等を間近で見ることが出来るので重宝している。冬芽は茶褐色で、数枚の芽鱗で包まれていることが分かる。大きさは長さ5mm、幅2mmであった。
ムクノキの枝
ムクノキの冬芽
パークセンターで休憩をとる前に、水田前のマユミを見ることにした。ここにはマユミの樹が2本ある。枝は赤紫色で、同じ色をした冬芽が1対ずつ付いている。頂芽は球形で、直径が5mmであった。側芽より一回り大きい。冬芽の周りには小さな塊が幾つか見える。これは副芽になるのだろうか。
マユミの冬芽
パークセンター前にはムクゲとカツラが並んでいる。ここのカツラもそれほど大きくないので、冬芽などが見やすい。枝は褐色で、冬芽は赤色をしている。対につく赤い冬芽を見ると、カエデの冬芽によく似ている。よく見ると、先の方が少し曲がっているようだ。
カツラの冬芽
パークセンターで休憩をとった。今日は平日ということもあり、人が少なく、閑散としていた。日が射しているので、外の方が暖かそうなので、早めにパークセンターを出た。パークセンターの前のナツツバキを見ると、褐色の芽鱗から抜け出し、白色の毛に包まれた冬芽が見え始めている。日光に照らされた冬芽は白銀に輝いている。
ナツツバキの冬芽
撮影:2月9日
記 平成30年2月12日(月)