ようやく紅梅が咲いた
2月16日(金)
このところ日が出た日中は暖かさを感じるようになった。公園ではナノハナが咲き、チューリップが芽を出してきて、春を感じるようになった。そろそろ三ツ池公園のウメやサクラが気になり、昼頃になって急遽出かけた。来たバスに乗ると、そのバスはいつもと違って、三ツ池公園まで行くバスだった。バスは三ツ池公園正面入り口で止まった。ここはパークセンターの近くである。何時もならここまで歩いてくる。
ここで、小沼の脇にあるネコヤナギを見た。先日は赤褐色の芽鱗から抜け出て、雄しべが見え始めた冬芽があったので、更に雄しべが増えているのではと期待していた。しかし、枝が小振りになったように見え、先日見た冬芽は見つからなかった。若しかしたら落ちて仕舞ったのかも知れない。赤褐色の芽鱗から抜け出て、白色の毛で覆われた冬芽の数は幾らか増えているようだったが、どれにも雄しべは見えなかった。
ネコヤナギ:芽鱗から抜け出した冬芽
直ぐ隣の水田際にサンシュウユがある。先日は冬芽の先端が僅かに開き、黄色い蕾が見え始めていたが、今日はその開き口が大きくなり、幾つかの蕾がはっきりと見えてきた。開花が間近になっていることが分かる。
サンシュウユの樹
サンシュウユ:黄色い蕾がはっきりしてきた
小高い土手のウメを見ると、コウバイに色が付き始めていた。よく見ると、幾つかの蕾が開花していた。ハクバイは如何かと隣を見ると、ハクバイには花がなかった。記録を見ると、ここでは昨年もコウバイが早く咲いている。
花を付けたコウバイ
まだ蕾のハクバイ
丘の上の方は今まで見たことがなかったので、何があるか見に向かった。すると、ヤマザクラの名札が掛けられたサクラの樹があった。まだ小さく、冬芽を直接見ることが出来た。今まで、三ツ池公園のヤマザクラというと、茶店前の広場のみで、樹が大きいため冬芽は直接見ることが出来なかった。貴重な樹を見つけたと思った。冬芽を見ると長さ7mm、幅2mmと小さかった。ここは日陰の時間が長いので、冬芽の成長も遅いようだ。冬芽の芽鱗には毛がなく、艶がある。また、冬芽の先端は尖っている。
ヤマザクラの冬芽
次に見るのはミツマタである。大きな冬芽が開いてから随分日にちが経過した。しかし、中の蕾は徐々に大きくなっていると思うが、目で分る変化はない。蕾はいずれも下を向いているので、様子を見るためには下から見るか、蕾を裏返すしかない。拡大して見ると、豊富な白色の毛が目立つ。
ミツマタの蕾
広場にシュゼンジカンザクラがあった。何時も見るシュゼンジカンザクラは南門にある。今日はコースが違うので、ここでシュゼンジカンザクラを見た。冬芽は大きく膨み、先が緩んできたようで、黄色い部分が見え始めてきた。大きさを測ると、長さ1.2cm、幅3.5mmであった。他のサクラの冬芽よりは一回り大きいようだ。
シュゼンジカンザクラ
撮影:2月9日
記 平成30年2月11日(日)