ネズミモチ・ゴンズイについて
2月15日(木)
先程ちびっこ広場でクロガナモチの名前を決めかねていた余韻が残ったまま園路を進むと、またクロガネモチに似た名前をしたネズミモチが現れてきた。この樹には記名がされている。名前が似ているトウネズミモチはよく見かけるが、ネズミモチは余り見かけない。そのため、特徴等がよく捉えることが出来ていない。特徴を調べて行くと、葉は対生し、長さ11.5cm、幅6cm、葉柄は赤みを帯びていて、1.5cmであった。トウネズミモチよりは一回り小さい。葉の表面は艶があるが、裏には艶がない。幹は灰白色で、縦方向に細かい凹凸模様が見える。この冬芽を見ようとしたが、よく分らなかった。枝の頂点を見ると、頂芽らしい尖ったものが見えるが、詳細は分からない。
葉を透かして見ると、葉脈が透けて見えた。トウネズミモチの葉脈は透けて見えるが、ネズミモチの葉脈は透けて見えないと記憶していたが、間違っていただろうか。下記の過去の資料を見ると、記憶違いではなかった。すると、この樹はネズミモチでいいのだろうか。今後の課題となった。
資料:https://blogs.yahoo.co.jp/yokohamaiwao/15442691.htmlネズミモチの葉の裏
ネズミモチの幹
ネズミモチの葉:透かすと葉脈が透けて見える
ネズミモチの冬芽
道端にゴンズイの樹が現れた。この樹が赤い実を付けた時はクサギと間違えたことがある。ゴンズイはミツバウツギ科ゴンズイ属、クサギはクマツヅラ科クサギ属で別系統だが、果実を遠くから見ると、赤い花弁の中央に濃紺の果実が見えるので、間違えやすい。赤く見えたものは、ゴンズイでは仮種皮で、クサギでは萼である。よく見れば違うことが分かるが、紛らわしかった。ゴンズイの方が、赤みが強かった印象がある。冬芽を見ようと枝を掴むと、ぬるっとして、指に何かが付いた。写真撮影を終わり、改めて枝を見ると、羽の生えた小さな昆虫がうようよしていた。枝を掴む時はこの昆虫の存在に全く気が付かなかった。後で調べて見ると、下記の資料では、「ゴンズイノフクレアブラムシ(有翅型)」として紹介されていた。頂芽、側芽とも赤褐色で楕円形に近く、先が細まっている。また、中央には縦方向に割れ目の筋が入っている。
ゴンズイの冬芽
ゴンズイを見た後、道は林の中に入り、薄暗くなってきた。道の両端には大きなシラカシの樹が続いている。この谷間に灰白色の大きな樹が横たわったようになっている。先日もこの樹は何の樹だろうかと考えた。ここから見た様子ではムクノキか、イヌシデではないだろうかと思っているが、よく分からない。先日見た時は、黄葉した葉が幾らか残っていたが、形がはっきりしないので決め手にならなかった。今日は冬芽を撮影できないだろうかと、何度か撮影を試みた。しかし、今日も冬芽の分かる写真は撮影できなかった。
シラカシがs続く林道
暗い林道を抜けると明るい展望台広場へ出た。ここは。右側に噴水広場ある。ここはまだ見たことがなかったので、入ってみた。中には花壇があり、パンジーがたくさん植えられていた。円形の広場の中央に噴水があり、時間を決めて放水しているようだ。
展望台
噴水広場の花壇
噴水
撮影:1月31日
記 平成30年2月11日(日)