公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

マンサクが咲く

2月8日(木)
 
 瓜久保へ入ると、ここは日陰の時間が多いせいか雪がたくさん残っていた。ウメの開花を期待いていたが、この分ではまだまだ先のことになるように思えた。一挙にカッパ池まで坂道を上って行った。奥の方を見ると、雪が積もっていて寒々と感じた。まず、ヤマグワを見た。薄い褐色の芽鱗に包まれている。大きくなったと思って計測したが、長さ8㎜、幅5㎜とそれほどの変化がなかった。
瓜久保休憩所から見た上の景色

 ヤマグワの冬芽

 ヤマグワの反対の水田側にはサワグルミがある。「サワグルミの冬芽は、最初1枚の芽鱗に包まれていて、冬が訪れる前に脱落して裸芽になるという」幾つかの冬芽を見て、この点を確認したが、見た範囲では、いずれもまだ芽鱗にしっかり包まれているようだった。
 サワグルミの冬芽

 この道際には舞岡公園を代表する大きなソシンロウバイ1本ある。今花の最盛期を迎えている。黄色い花は遠くからも見分けることが出来る。華やかな色のないこの冬場で、蝋の艶があり、透き通った花弁は非常に映えて見える。


 雪の残っている奥の広場へ入った。ここへは未だ人がそれほど入っていないようだ。ここの広場には紅白のウメがある。遠くから見ると、何方にも花は咲いていないように見えた。雪を踏みながら近づくと、ハクバイにはやはり花が1輪も咲いていなかった。奥のコウバイはと見ると、コウバイには23輪の花が咲いていた。しかし、漸く咲いた花だが、寒さで萎れかかっていた。
イメージ 7
左:ハクバイ 右:コウバイ

コウバイ

 雪の中ではあまり成果がなかったので、瓜久保休憩所へ戻り始めた。この坂の水路沿いにニシキギやマンサクがある。マンサクを見ると、黄色や赤の色が見えたので、花が咲き出したように思った。近づいた確認すると、その通りだった。マンサクの花は紐が捩れているような花で、赤や黄色の色がついていないと、花には見えない。
マンサクの冬芽

 マンサク:花が咲いた

 瓜久保休憩所の周りにはコウバイ、ハクバイ、リョクガクバイ、ブンゴウメなど色々なウメの樹があるが、どの樹にも花はなかった。咲き始めてきたことを期待していたが、少し早かったようだ。
 瓜久保休憩所のウメ:花は咲いていない

撮影:127
 
  記  平成3024日(日)