この野鳥はシメだろうか
2月7日(水)
水車小屋の広場へ着くと、何時より明るくなっていた。何が変わったのかと、周りを見渡すと、大きなキリの樹が1本なかった。伐採されたキリの樹はこれで2本になる。キリは大きな花を咲かせるのでこの花を楽しみに来る人もたくさんいたと思う。理由は分からないが、また1つの楽しみが消え、寂しくなった。
伐採されたキリの樹
きざはし池の方を見ると、野鳥観察をしている人が沢山いる。望遠レンズを付けたカメラがずらりと並んでいる。今日はどんな野鳥が見られるのだろうか。ゆっくり近づき、皆さんの様子を伺った。どうも遠くの方にいるらしい。反対側の方を見ている人もいたので、目を向けると、チラッと動くものが見えた。慌ててカメラを向けて撮影してみると、何時か見たツグミらしいと分かった。ゆっくり構えて見ていると他にもいるようだ。
北門を出ると、右側前方に悠然と構えたエノキの樹がある。大きく、見るからに逞しさを感じる。エノキの樹は色々な所で見ることが出来、いずれも大木である。この樹も夏に葉を付けると、この辺一帯が日陰となる。エノキの冬芽は先程も見たが、この樹の大きさに似合わず非常に小さい。
大きなエノキ
更に進むと、狐久保の入り口へやって来た。ここの角に、ムクノキと思われる高い樹がある。冬芽を確認しようと撮影したが、どうしても上手く撮影できなかった。そこで、幹の下をよく見た。樹皮には縦方向に溝が入り、紙のように剥げやすくなっている。板根は小さいが、確かにムクノキの特徴を示している。
脇道に入り、狐久保へ向かっていると、一斉に鳥が飛び立った。鳩なのか、ヒヨドリなのか分からない。多くの鳥が飛び去った後に、1羽だけ取り残されていた。ピョンピョンと跳ねているが、飛ぼうとする気配がない。飛べないような気もする。逃げるのを追いかけながらカメラに収めた。下記の資料で調べると、「シメ」という名前らしい。
シメ
狐久保へ入った。ここはオニグルミの樹があり、オニグルミの広場と言ってもいい。オニグルミの冬芽を見たいが、いずれも高く聳えているので、なかなか捉え難い。ここへ来る度に撮影しているが、なかなか鮮明な写真を撮ることが出来ない。頂芽は一際大きく、冑を被っているように見える。側芽は細い棒のように伸び始めている。この表面に小さな粒が見えるはずなのだが、今日は確認出来なかった。
オニグルミの冬芽
オニグルミの冬芽
撮影:1月27日
記 平成30年2月5日(月)