公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

節分追儺式 「舞台の組立」

26日(火)

 23日、午前8時、節分追儺式へ参加する人たちが舞台造りのために集まった。笠の儀神社では、毎年境内に小さな舞台をつくり、その上で節分追儺式を行っている。
 まず、舞台の骨格になる鉄製のポールを組み立てることになる。長方形の枠組みを2組つくり、それを寄せ合わせて、正方形の骨格にする。小さい舞台と言っても鉄製のポールは重い。両端に建てられたポールを長いポールでつなぎ合わせる。つなぎ合わせるのに使うのはボルトである。ポールを支える人、支えながらボルトしめる人と手分けしなければならない。この操作を両端で同時に行う。次は斜めのすじがいを入れる。下の部分が出来上がると、上に長いポールを渡し、骨格を安定させる。2組が出来たところで、これを寄せ合わせ、別のポールで固定する。ここまでできると、皆さん「やれやれ」と一段落する。
 次は、骨組みの出来た骨格の上に大きな簀子を4枚のせ、更にその上に厚いベニヤ板をのせ、舞台の骨格の完成となる。簀子を載せ始めると、どういう訳かきちんと納まらなくなった。「何処かがおかしい」ということだが、その原因が分からない。その内、経験のある人が、間違いに気づいた。縦横が違っていることになり、1度作り上げた骨格の台を90度回すことになった。総がかりで台を持ち上げ、回転させた。その後、簀子をのせると、今度は上手く納まった。ここまで出来上がると、90%は出来上がったことになる。ベニヤ板をのせ、ガムテープで固定し、舞台は出来上がった。後は装飾である。紅白幕、階段をつくれば出来上がりとなる。
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 一方、もう一つの準備が平行して行われていた。我が町内会では、節分追儺式の行列が出発する前の接待をすることになっている。寒いところをやってきた人のために、例年豚汁とお神酒を用意している。町内会館がない我が町内会では、この準備はもっぱら女性部の家庭に依存している。買出し煮込み等の準備は、数日前から進められてきた。大鍋2つに用意された豚汁が境内へ運ばれてきて、ストーブの上へかけられた。今年は稚児さんが多いことが分かり、急遽材料を追加したという。テーブルが出され、食器等が準備され始めた。後は、節分追儺式に参加する人、稚児さん親子さんの来るのを待つことになった。
  10時近くになると、総代さんや稚児さんを連れた親御さんが見え始めた。境内は、花が咲いたように明るくなった。集まった人たちへは女性部の人が用意したお神酒と豚汁が振る舞われた。お父さんやお母さんに連れられた稚児さんは煌びやかな衣装を身に着け、どの子も可愛い。皆さん境内や本殿の前で記念撮影している。方相氏、鳴弦、儺人さんがそれぞれ煌びやかな衣装に着替え、境内へ出て来た。宮司さん、総代さん、神社関係の人もそれぞれの衣装で境内へ出て来た。皆さんに用意されたお神酒と豚汁が振る舞われた。昨日までの天気が嘘のように今日は暖かい。何時かは凍えるような雪の日もあったが、今日は天気も節分追儺式の見方をしてくれたようだ。
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 1045分、記念撮影が行われ、本殿に入り、儀式が行われた。11時、いよいよ出発になる。方相氏を先頭に鳴弦、儺人、稚児、・・・神社総代と行列の列をつくった。階段下では、先導者。社名旗が待機している。総代さんの代表が「かちかち」と拍子木を打つと、先導者が動きだし、続いて社名旗を先頭に、行列の一行が進み始めた。
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撮影:23日(一部昨年のを利用)

  記  平成3024日(日)