公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

オニシバリの冬芽の先が黄緑色になってきた

26日(火)
 
 沼から出て来た角にミツマタがある。葉があった時は大きく見えた冬芽だが、一向に大きくならない。ここのミツマタは他よりも開花が遅いということが分かっているが、待ち遠しい。今日は日光に照らされているせいか、冬芽の先の毛が綺麗な白色に見える。
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 直ぐ近くにクサギがあるので、ミツマタの後にはこのクサギを見ることにしている。クサギの冬芽は下記の資料によると、「鬼のお面の角のように対につく」と説明されているが、対になったところを見ていない。今、葉痕のひと隅が割れて、冬芽が見え始めている。これが対になって来るのだろうか。今後の様子を見続けていきたい。
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 クサギの冬芽

 古民家を出たところの植込みにオニシバリがある。この鮮紅色の果実は魅力的で、強く印象に残っている。この花は3月に咲く。冬芽を見ると、元が褐色で、先が黄緑色の細長い形をしている。計測すると、長さが1.8㎝、幅5㎜であった。先の方を見ると、割れ目のような筋が見える。
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オニシバリ

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 オニシバリの冬芽

 園道へ出た。水田の畦道を歩きたいが、ぬかっているので、歩くことが出来ない。園道を歩き始めると、黄色っぽい花のようなものが見えてきた。黄色と言っても先程のソシンロウバイとは明らかに違っている。色はピンク色だがこれと似た光景を三ツ池公園で見ている(資料)。その時の樹はマユミであった。また、マユミではないかと思いながら近づいた。見ると、やはりマユミであった。黄色く見えたのは果実の抜け殻であった。この抜け殻は間もなく落下する。そうすると、マユミも幹だけでは判定が出来なくなる。
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マユミ

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 マユミ:果実の抜け殻

 水車小屋の脇にコムラサキがある。コムラサキの冬芽は非常に小さく、よく見なければその存在が分からない。以前、中々冬芽が分からず、このコムラサキは枯れてしまったのではないかと思ったことがある。今見ると、花枝が見え、葉腋から離れたところから出ていることが分かる。冬芽で判断するより、この花枝の位置で判断する方がはやいようだ。
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コムラサキ:花枝の位置

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 コムラサキの冬芽

 園道へ戻ると、エゴノキが見えてきた。幹が黒っぽく、滑らかなので、区別がつく。この冬芽を確認しようとすると、ここは日陰になっていて暗いので、鮮明な写真が撮れなかった。何度か試みたが、褐色の毛に包まれた綺麗な冬芽の写真は撮れなかった。
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 エゴノキの冬芽

撮影:127


  記  平成3024日(日)