公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

ハクバイが咲き始める

24日(日)
 
 畦道へ下りた。水田には、先日の雪が多少残されているのではと予想していたが、水田は日当たりがいいせいか、殆ど雪は残されていなかった。むしろ畦道や崖には多少残雪があった。水田は冬景色で、イネの切株が残されている。
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 水田の冬景色

 ここで見るものはキリとハクバイの樹である。まず、キリを見た。キリの冬芽は大きいので、直ぐに見つかると思ったが、今日はなかなか見つからない。どうも例年より少ないようだ。ここには2本のキリの樹があり、花時は豪華な景色であった。しかし、平成2811月に1本が伐採されてから2本目にも勢いがなくなってきた。「このまま衰えてしまうのだろうか」と気になる。
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左:ハクバイ 右:キリ

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 キリの冬芽

 ハクバイを見ると、冬芽から蕾がほころび始めて来た。まだごく僅かなので、遠くからはうっすらと白色に見える程度である。いよいよウメの時期が到来したようだ。
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 ハクバイ

 水路沿いのマズミは、昨年強く伐採されたため、水路の向こうにあるガマズミには手が届かなくなってしまった。そのため、手で触った時の感触は確かめられない。ガマズミの冬芽には芽鱗が2対あるという。大きな芽鱗が開き始め、内側の赤いものが見え始めてきた。
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水路沿いのガマズミ

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 ガマズミの冬芽

 畦道は霜が解け、ぬかっている。歩き始めると、土が靴の下について重くなってくる。ネムノキ休憩所から炭焼き小屋の方へ進んだ。ここは日陰で、人が入らないこともあり、雪がたくさん残っている。この入り口にソシンロウバイがある。花は咲き始めているが、雪があり気温が上がらないせいか、開いた花もしつぼみ加減である。
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炭焼き小屋へ通じる道

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 ネムノキの冬芽は隠芽で、葉痕の中に隠れているという。冬芽の兆候が見えるか、幾つかの葉痕を見たが、肉眼ではほとんど分からなかった。写真を撮り、拡大して、端から見たが、やはり殆ど分からなかった。
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ネムノキ

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 ネムノキの葉痕:冬芽は見えない

撮影:127
 
  記  平成3021日(木)