公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

スダジイとシラカシ

112日(金)
 
 16日はよく晴れ上がった日になったので、先日、上手く写真が撮れなかった岸根公園へ出かけた。バスを降り、町の中を歩くと、ぽかぽかして暖かい。
 中央入り口のケヤキが綺麗に見える。先日は公園内から写真を撮ったが、薄暗くよく撮れていなかった。今日は南側から撮ったので、はっきり写っている。ここのケヤキは樹形がよく分かる。どのケヤキの幹も地上2mぐらいの高さで、45本に分かれ、その上は箒状に斜め上に伸びている。広場の方から子供たちの声が聞こえる。今日は日和がいいので、たくさん人が来ているようだ。
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 ケヤキの幹

 久し振りに駐車場裏のスダジイマテバシイを見に行った。ここのスダジイを見ていると、途中で幹が数本に分かれ、曲がりくねっている。樹皮に不規則な割れ目が入り、典型的なスダジイに見える。
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 スダジイの幹

 隣にシラカシがある。シラカシの幹はスダジイのように曲がらず、真っ直ぐ伸びている。樹皮は灰黒色で、小さなぶつぶつがたくさん見られる。
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 シラカシの幹

 ここのスダジイシラカシの葉を見ていると、非常に似かよっていて紛らわしくなってきた。「この葉はどっちなのだろうか」と考えると、答えが直ぐに出て来ない。一般的に、スダジイの葉の裏側は茶褐色になっているといわれている。葉を裏返してみると、薄い緑色をしている。従って、この葉はシラカシの葉になる。
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葉の表

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葉の裏;淡緑色
 
 それでは、この葉はどちらだろうか。鋸歯が目立たない。葉を裏返すと、茶褐色になっている。従って、この葉はシラカシになる。
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葉の表

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葉の裏:褐色
 
 葉の表だけを見ていたのでは、スダジイシラカシは区別がつかない。葉の裏以外にどこか違うところがないだろうかと、調べてみた。
 
 
 
長さ(cm)
9.5
5.5
幅(cm)
3.5
1.8
葉柄(cm)
7
1
 シラカシの葉は小さいけど葉柄が長いようだ。この辺の資料を探したが、見つからなかった。個体差があり、断定は出来ないが1つの目安になるかもしれない。

撮影:16

  記  平成30110日(水)