公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

最後の紅葉

1227日(水)

 パークセンターへ向かいながら下の池側を見ると、山の上は既に紅葉が終わっているが、下はまだ紅葉の風景が残っており、紅葉の名残を楽しむことが出来る。紅葉して残っているのは恐らくコナラだと思われる。
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最後の紅葉: 下ノ池側の紅葉

 パークセンターの広場へ出た。いつもはここへ来てから他の場所へ移動するのだが、今日はいつもの逆コースのため、今ここは日陰になっている。日陰に入ると、やはり寒さを感じる。ミツマタを見ると、寒さのせいか、心持ち縮んでいるように見える。どういう訳か、太陽の下と日陰の下では見え方が違ってくる。
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 正門を入ったところに田圃があり、その脇に小高い土手がある。その土手にハクバイとコウバイが1本ずつ植えられている。例年コウバイが先に咲き出す。今年は1月下旬にコウバイが咲き、2月に入ってハクバイが咲き出した。今の冬芽を見比べると、どちらも同じようで、区別が出来ない。新春に、例年通りコウバイが早く咲くのだろうか。
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ハクバイの冬芽

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コウバイの冬芽
 
 同じ土手にボケがあり、白色と赤色が混ざった花が1輪咲いていた。花の少ない時に咲く花は綺麗に映るが、ボケの花は、一際人を惹きつける美しさを持っている。
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 ボケ

 田圃の脇にあるサンシュユを見た。先日、四季の森公園で真っ赤に染まった果実を見て驚いた。確か、三ツ池のサンシュユには真っ赤に染まった果実は殆どついていなかった覚えがあったので、確認した。やはり、果実は1つもない。例年、1つぐらい蕾が色づき始めるのだが、今年はまだその気配がないようだ。
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 サンシュユの冬芽

 小さな沼を中心に左側にネコヤナギが1本あり、右側に刈残されたヨシがある。見るからに小さな冬景色になっている。ネコヤナギを見ると、冬芽が赤褐色の綺麗な色をしている。幾つかの冬芽に白色の部分が見えるので、芽鱗が剥げたのかと見ると、白色の部分が不規則な形をしているので、そうではないようだ。虫にでも食われたのだろうか。
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小さな沼

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ネコヤナギの冬芽

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 ネコヤナギ:一部虫に食われたのか


撮影:1218
 
  記  平成291221日(木)