公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

コリア庭園の紅葉

1129日(火)

 今日はいつもと逆のコースをとっている。コリア庭園の手前の薮へ入ると、そこにはムラサキシキブが何本かある。久しぶりに入ってみた。ムラサキシキブには、葉がまだたくさん残っていた。舞岡公園では葉が大分落ちていたことを考えると、場所によって大分様子が違うことが分かる。この冬芽は裸芽で柔らかい毛で覆われている。冬芽には枝あり、細長い。一際大きな頂芽を計測すると長さ9㎜、幅12㎜で、側芽は長さ6㎜、幅12㎜であった。
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 藪から出てきて、コリア庭園の手前のブンゴウメの冬芽を見た。ブンゴウメは果実が大きいので、冬芽も大きくなっているのではと思って見たが、意外と小さかった。計測すると、長さ3㎜、幅2㎜程であった。
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ブンゴウメの冬芽

 コリア庭園内にはアンズの樹が2本ある。アンズの樹は一段高いところにあるので、冬芽の観察は無理と思いながら写真を撮ってみた。やはり、非常に小さく、詳細は掴めない。諦めて奥へまわった。ここにはサンシュユがある。サンシュユの冬芽を見ようとすると、サンシュユの左の樹の大きな果実が先に目に入って来た。この果実を付けた樹は何だったか記憶にない。見ていると、「カリン」と表示されていた。黄色味を帯びた球形の果実を見て、一瞬これがカリンの果実とは思えなかった。自宅近くの公園にもカリンの樹があり、果実が出来る。そこの果実は、このような球形をしていない。楕円家の不規則な形をしている。

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カリンの果実
 
 サンシュユに目を移した。サンシュユは年内に数個の蕾が開く。冬芽は楕円形で、先が尖っている。中央に縦方向の割れ目が入っている。冬芽が開くときはこの割目から開いてくる。何処かに開きかけているものがないか見たが、そのような気配をしたものはなかった。
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 サンシュユの冬芽

 庭を見回すと、池の近くにあるニシキギの葉が綺麗に紅葉し、赤紫色に染まっていた。「ニシキギの紅葉は綺麗だと」いうが、この光景を見ると、確かにその通りと言える。隣のススキとのコントラストがなかなか映えて見える。近くのカエデは一層映えて見える。
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カエデの紅葉
 
 コリア庭園の綺麗な紅葉の余韻が残ったまま外へ出て来た。下ノ池の縁に大きなソメイヨシノの樹がある。見渡すと、枝が低く伸びている。この枝の冬芽を見ると、相変わらず毛深い。この冬芽から、あの見事なサクラが咲くとは、想像し難い。
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撮影:1121
 
  記  平成291126日(日)