公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

ハゼノキについて

1128日(火)
 
 藪から出ようとすると、ハゼノキと思われる幼木があった。今、ハゼノキとヤマハゼの違いを考えていて、茶店前のハゼノキを見に行くところだった。茶店前のハゼノキは大きい樹なので、葉を間近で見ることが出来ない。丁度いい機会に恵まれたと思った。下記の資料では、2つの違いを詳しく説明している。その中で、2つの違いを一際分かりやすくしているのは、「ヤマハゼは葉の両面や葉軸に毛が多く、光沢がないこと」この点が決め手になると思えた。そこで、試料で、この点を確認した。
試料1
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ハゼノキと思われる幼木

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葉の表面:葉や葉軸に毛がない

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葉の裏面:葉や葉軸に毛がない

試料2
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茶店前のハゼノキ

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葉の表面:葉や葉軸に毛がない

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葉の裏面:葉や葉軸に毛がない
 
 試料1は、藪から出て来たところにあった幼木、試料2茶店の前の樹で、ハゼノキと表示されている。調べて見ると、試料1、資料2とも葉の両面、葉軸は無毛であった。従って、どちらもハゼノキになるようだ。
 
 茶店を通り越し、野球場の方へ向かった。野球場の手前に、マルバマンサクの樹があった時は、此方へも足を向けたが、この樹が伐採された昨年からは足が遠ざかってしまった。野球場の前へ来ると、メタセコイアの樹が林立していた。三ッ池公園内には何ヶ所かにメタセコイアがあるが。ここにこれ程あるとは気がつかなかった。
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 高いメタセコイアから目を下へ降ろすと、ピンク色の花が見えた。いま時咲くのはサザンカと思えるが、この花はどちらになるのだろうか。「サザンカの雄しべは束になっていない」ということだが、見たところでは、確かなことが分からない。他に2つの違いを調べる方法はないものかと考えた時、葉を光に透かして見ると、サザンカの葉脈は黒く見えることを学んだことがある。そこで、この葉で実際に試したが、黒くは見えなかった。
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サザンカ?の花

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 葉脈は黒く見えない

撮影:1121
 
  記  平成291125日(土)