公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

中丸休憩所

1128日(火)
 
 尾根筋を歩いていると、コセンダングサと思われる花が見えた。この花については未だ正確に理解していない。花を見ると、白色の花がある。この白色の花は筒状花である。先日も同じような花を見ている(資料1)。この花が間違いなく、コセンダングサか調べ直すと、下記の資料2でアイノコセンダングサの名前が出て来た。先日調べていたときは、このアイノコセンダングサが眼中になかった。説明を見ると、「アイノコセンダングサは筒状花のみから出来ており、筒状花の一部が白くなる」と説明されている。正しくこの花を説明している。従って、この花とともに、資料1の時のコセンダングサはアイノコセンダングサになる。
イメージ 1

イメージ 2
アイノコセンダングサの果実

イメージ 3
 アイノコセンダングサの果実

 カゼクサかノガリヤスと思える草が見えた。どちらもすでに花期を終えているはずだと思うが、確かめた。小穂を見ると、数個の小花からできており、小花は褐色を帯びている。これはカゼクサになる。「この時期によく残っていたなぁ」と思った。
イメージ 4
カゼクサ

イメージ 5
カゼクサの小穂

 尾根道は中丸休憩所へ通じていた。以前、中丸休憩所へ行った時、明治学院方面と書かれた標識があったので、今この道を歩いてきたことが分かった。クヌギ休憩所を出て、中丸休憩所へ通じる道の様子が大体分かった。今は草花があまり見られないが、春夏にはいいコースになるような気がしてきた。中丸休憩所へ着くと、園児の一団が休んでいた。「園児たちはここまでよく上がって来たなぁ」と感心した。ここには大きなオオシマザクラヤマザクラがある。どちらもすべての葉を落とし、冬支度に入っている。オオシマザクラ側にあるベンチに腰掛けて休んでいると、ミズキ休憩所の方から園児が数人やって来た。保育士さんは誰もついていない。再び、「自分たちだけで、よく上がって来たなぁ」と驚いた。待ち構えていた保育士さんはカメラを構えて、上がって来る園児たちを撮影していた。まだ来るのか、と思って見ていると、次から次へと園児たちが来た。しかし保育士さんは付いてこない。大丈夫なのかと思っていると、一行の最後らし園児が数人の保育士さんとやって来た。恐らく保育士さんたちは途中で園児たちを見守っていたと思われる。中丸休憩所は園児たちの声で賑やかになった。
イメージ 6
 中丸休憩所

 ここから松原越し休憩所へ下って行った。大きなカラスザンショウの樹がある。この樹はカラスザンショウと考えているが、まだ分からないことがある。この仲間に、イヌザンショウやサンショウがあるが、この3つの違いがまだよく分からない。下記の資料によると、「幹の周囲にトゲが多いことで、棘が対生するサンショウや棘が互生するイヌザンショウとは容易に区別できます。」と説明されているが、資料が少ないこともあるが、中々上手く区別が出来ない。
イメージ 7
 カラスザンショウ

 松原越し休憩所へ来た。ここは園道から外れたところにあるので、偶にやって来る。ここには、コナラ、ムクノキ、エゴノキ、イヌシデの樹などがある。イヌシデは大きな樹が数本あるので、イヌシデを観察したいときはここへやってくる。
イメージ 8
松原越し休憩所

イメージ 9
イヌシデ
 
イメージ 10
イヌシデの葉
 
撮影:1115
 
  記  平成291119日(日)