公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

フユザクラとジュウガツザクラの撮影し直し

1126日(日)
 
 先日、三ッ池公園のジュウガツザクラやフユザクラのところへ行った時、時刻が遅くなり、暗くなってしまったので、上手く写真が撮れなかった。早いうちに撮り直したいと思い、今日(1121日)天気がよかったので、出かけた。
 南門へ近づくと、メタセコイアの葉が大分色付いていた。更によく見ると、メタセコイアを通して、向こう側の青空が大分見える。と言うことは、葉が大分落ちたことになる。メタセコイアも紅葉し、落葉する。先日、葉を触ると、ぽろぽろと落ちるのを見ている。
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 上の池を通して水面と対岸を見ると、先日までイチョウの黄葉が見事だったのが、褪せて仕舞って、黄葉の美しさが失われていた。水面を見ると、水面を隙間なく覆っていたスイレンの葉に隙間が空き水面が顔を出してきた。此方も葉が大分枯れたことになる。
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 少なくなったスイレンの葉

 ジュウガツザクラは上の池と中の池の境の堤にある。池沿いに進み始めた。進み始めると直ぐにホオノキが見えた。大きな葉は殆どが枯れて落ちて仕舞っているが、上空に冬芽が幾つも見えた。カメラを向けて写真を撮ると、暗灰色の大きな冬芽が写っていた。下記の資料によると、「冬芽は2個の托葉と葉柄が合着したキャップ状の芽鱗に包まれる」という。この暗灰色のものが芽鱗になるようだ。よく見ると、縦方向に溝が見える。ここが境になっているようだ。
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 ホオノキの冬芽

 滝の広場へ入ると、奥のカエデが紅葉していた。緑をバックに大分赤くなっているが、もっと赤く成るようだ。秋が深まっていることが分かる。
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カエデの紅葉

 道路沿いに4本のトチノキがある。枝先を見ると、沢山の冬芽が出来ている。トチノキの冬芽には粘性があるというので、何時も調べたいと思っている。低い枝がないだろうかと探してみたが、皆高いところにある。触るにはあまりに高すぎる。冬芽は、太陽の光が当たっているせいか、照り輝いている。
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 トチノキの冬芽

 滝の広場を出た所にフユザクラがある。光の加減はどうかと見ると、上の方に光が当たっていた。そこを狙って写真を撮った。今日は明るく、光が当たっているので、先日よりは写真の写りがよさそうだ。よく見ると、既に散った花も見られる。
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 フユザクラ

 フユザクラの写真が撮れ、ほっとした。直ぐ隣にコブシの樹があり、ふさふさして毛に包まれた冬芽が見える。ここのコブシの冬芽はまだ大分小さいようだ。
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 コブシの冬芽

 右側に階段があり、丘の上広場へ通じている。そこへ入ると、カクレミノが見える。いま丁度緑色の果実が出来ている。この色が次第に紫黒色に変わっていく。カクレミノは葉の形が変わっているので、自然と葉に目が行き、この花を未だ見ていないことが分かった。
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 ジュウガツザクラのところへ来た。太陽の光が当たっている。写真を撮ると、出来栄えは先日と違い、八重のサクラが確認できた。資料1によると、「ジュウガツザクラはマメザクラとコヒガンザクラ(小彼岸桜)の雑種である」という。更にコヒガンザクラについてウイキペディア調べると、「コヒガンザクラエドヒガンとマメザクラの交雑種」という。マメザクラが係わっていることから花が小さいことが分かる。
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撮影:1121
 
  記  平成291124日(金)