ジュウガツザクラとフユザクラ
11月18日(土)
花の広場を出る頃になると、雲行きがおかしくなり、暗くなり始めた。時刻も遅く、いい写真が撮れそうもないので、先を急いだ。右側の日陰に白色のサザンカが見えるが、花数がまだ少ない。対岸を見ると、先程見たイチョウの光景が見事に映っている。「これが黄葉だ」と胸を張っているように見える。
道が上り坂になって来た。ここからはカエデの紅葉が期待できるところだが、生憎空が暗くなってきている上に、ここは日陰である。それでも、カエデの紅葉の美しさの一角が臨まれた。
カエデの紅葉
カツラとイチョウ
イチョウの黄葉
イチョウとカエデ
南門の近くまでやって来た。右側の叢に白色の花がポツンと見えたので、何かと足を止めた。例年なら、ノコンギクが見えるのだが、これは明らかに違う。見ると、センニンソウだった。センニンソウの花はもうとっくに花期を終えている。いま時みられるとは珍しい。この花も注意してみると、面白い形をしている。
南門を入ったところの紅葉を見た。ケヤキの上の方が赤く色づいているのが分かる。行く時は、ここの右から坂を上っていったので、この光景は予想していたが、見ていなかった。最初に見ておけばもっときれいに見えただろうし、写真も綺麗に撮れていたと思う。
ケヤキの紅葉
ここへ来たとき、目の前にフウザクラが咲いているのが目に入って来た。この時、このフユザクラと、ジュウガツザクラを見ていないことに気が付いた。薄暗くなっているが、この2つは捉えておかなくてはと、今来た道を戻り始めた。今度は逆向きで進んでいる。イチョウの樹の陰に、紅葉した樹が見えた。暗いが、何とかカエデと判断できた。すぐ下に黄色くなり始めた樹があったので、これは何の樹か考えた。手掛かりを探していると、奥の方に果実が見つかり、クサギと分かった。クサギの葉も黄葉する。
イチョウとカエデ
クサギの果実
中の池側のジュウガツザクラの樹へ来た。もう大分暗くなっている。花は確かに咲いているが、いずれも高いところである。望遠を効かして撮影するしかない。カメラを覗いてみたが、鮮明さが無い。失敗はもともとと思い、何枚か撮影した。やはり出来栄えはよくなかった。直ぐ近くにフウザクラがあるので、移動した。此方の方が低いところにあったので多少鮮明な写真になった。不満足な結果だったが、何とか記録には残せた。
フユザクラ
撮影:11月2日
記 平成29年11月10日(金)