公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

みなとみらいの街路樹  ヤブニッケイ?

1028日(土)
 
 広い道が出てきて、この道にハナミズキの街路樹が見える。葉は変色して、萎れている。ハナミズキの葉も紅葉し、綺麗に見えてくるのだが、雨続きで、しかも今日は曇り空なので、何時も見かける綺麗な紅葉の姿をしていない。天候が不順だと、このまま散って仕舞うのか気になる。
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 クスノキが見えてきた。大きく、太い樹である。ハナミズキの萎れた葉を見た後だけに、緑の葉が一際綺麗に映る。クスノキは寺社や公園などでよく見かける。いずれも大木となっている。クスノキの種子は発芽しやすいのか、よく公園などに幼木を見かける。幼木の葉は親の葉と幾分違い、クスノキとは違うように見える。
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 クスノキの葉

 建物の入り口の植込みに細い樹木が植えられていた。遠くからは葉の形が分からないので、何の樹か分からない。とりあえず、葉の写真を撮ってみた。葉脈を見ると、主脈から出る支脈がほぼ平行のように見え、葉の先の方に鋭い鋸歯が見られる。この形を見て、この樹はアラカシと分かった。アラカシはシラカシに似ているが、葉の幅が広く、鋸歯が荒い。
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アラカシ

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 アラカシの葉


 「三菱みなとみらい技術館」と書かれた立て看板の横に2本の樹木がある。肉眼では2本の樹の葉の様子は分からない。そのため幹を見た。左側は黒っぽく、木肌は滑らかで、右側は小片が剥がれそうになっている。幹の外観から判断すると、2本の樹木は別物に見える。そこで、何とは葉が分からないだろうかと望遠写真を撮ってみた。すると、どちらも細長い楕円形の葉で、3脈が目立った。「これはひょっとしたら同じ種類の樹では」と思った。3脈が目立つ点はクスノキに似ているが、葉の細長い点がクスノキとは違う気がする。すると、シロダモか、ヤブニッケイになる。葉の裏を見たいが、暗くて見ることが出来なかった。それでも葉のつき方からは、ヤブニッケイの気がする。
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 三菱みなとみらい技術館前の2本の樹木

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左側の幹

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葉:ヤブニッケイ

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右側の幹

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 葉:ヤブニッケイ
 
撮影:1024

  記  平成291025日(水)