セイタカアワダチソウが咲く
10月19日(木)
セイタカアワダチソウが咲き出した。先日は未だ蕾の状態だったが、今日は沢山花が開いている。ススキが咲き、遅れてセイタカアワダチソウが咲くと思っていたが、ほぼ同じ時期に咲き出したようだ。セイタカアワダチソウは太い茎を真直ぐ伸ばしてその先に大きな花序を付ける。これからはセイタカアワダチソウの金の世界が彼方此方で見ることが出来るようになる。セイタカアワダチソウについては過って調べたことがある(資料)。もう1度振り返って見ると、1つの小花は、中心に筒状花、その周りに舌状花をつけている。筒状花は開くと先が5つに分かれる。舌状花のめしべの先は2つに分かれている。
シロノセンダングサが見えた。センダングサの仲間の1つで、白色の舌状花が明確に見える。センダングサの仲間にはいくつかある。花が咲けば、凡その違いから名前が分かるが、花が咲いていないとアメリカセンダングサ以外はほとんど区別がつかない。葉は奇数複葉、小葉は楕円形、頂葉を除くと柄はなく、先が細くなり、先端は鈍形、茎は稜があり、断面は四角、節、葉柄は濃褐色をしている。
シロノセンダングサ
シロノセンダングサの葉
ここから舞岡川沿いにあるカラムシを見るために小川アメニティーへ入った。ここで最初にカラムシを見た時、この花をヤブマオとばかり思っていた。しかし、葉の裏を見ると白色の毛が密生していたので、調べ直しカラムシだったと気が付いた。
このところヤブマオの雄花を探していて、偶然カラムシの雄花を見る機会があった。そこで、舞岡川沿いのカラムシで再度確認しようと思った。ところが沢山あったと思ったカラムシは大分刈り取られていた。残されたカラムシを見たが、見えるものは雌花ばかりで、雄花は見つからなかった。三ッ沢のせせらぎで見た時は枝の先方に雌花の花序があり、下の方に雄花の花序があった。この姿はここでは見ることが出来なかった。
カラムシ
カラムシの雌花
期待が外れ残念だった。仕方なく元の園道へ戻り始めた。舞岡川に沿って進むと、白っぽいタデが見えた。葉を見ると、中央に黒い斑紋があり、先は尾状になっている。小花はそれほど密についていない。この状況から判断すると、ハナタデと思われる。
ハナタデ
ハナタデ
撮影:10月5日
記 平成29年10月16日(月)