公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

ミチヤナギを見る

824日(木)
 
 畔にミチヤナギを見た。この花を見るのは久しぶりである。前回見たのは一昨年の525日と記録している。名前のように道端に普通に見られそうに思えるが、このところほとんど見たことがない。葉がヤナギに似ているので、この名前が付けられたといわれている。前回は「花は小さい。花弁の先は5つに割れ、縁が白く見える」と記していたが、牧野新日本植物図鑑を見直すと、花弁に見えるのは萼で、この花には花弁はないとのこと。葉は両面とも無毛という。表面は灰緑色で、裏面は緑色になっている。葉腋に数個の花を付ける。萼の外側は緑色で、蕾の時は先が赤みを帯びている。萼が開くと、奥が緑色で、縁は白色になっている。
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 ミチヤナギ
 
 スベリヒユが見えてきた。これはよく畑で見かけるが、公園の花壇にも出てくる。しかし、最近は遠ざかっている。今は花を咲かせていないが、黄色い小さな葉を咲かせる。茎は赤みを帯び、葉はヘラ型で、厚く、触ると肉食感がある。
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 溝の縁にヒルガオが咲いている。ヒルガオをよく見ると、殆どが花茎に翼があり、コヒルガオになる。試しにこのヒルガオの花茎を見ると、やはり、翼が見られる。従って、このヒルガオはコヒルガオになる。
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 コヒルガオ花茎に翼が見える

 溝伝いに進んで行くと、今度はハキダメギクが見えてきた。群生はしていない。このハキダメギクを見ると、何時もコゴメギクを思い出す。コゴメギクはハキダメギクより花が小さく全体的に痩せているという。しかし、未だコゴメギクを見ていない。この花も葉は広い。見るからにコゴメギクではないと分かる。
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 直ぐ傍に黄色い小さな花が見えた。これはイヌガラシと思える。普通見かけるイヌガラシはこれほど大きくはないので、これは本当にイヌガラシなのか疑ってしまう。イヌガラシに似たものにスカシタゴボウがある。スカシタゴボウの葉は、付け根には耳が張り出し、茎を抱いている。この写真を見ると、葉がしっかり茎を抱いているようには見えない。従って、これはイヌガラシになりそうだ。
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イヌガラシ

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 イヌガラシ:葉は茎を抱いていない

撮影:814

  記  平成29818日(金)