公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

イヌホウズキが咲いている

819日(土)
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田園風景

 今朝雨が降ったようで、草が雨に濡れている。久しぶりに青々とした広い水田を見ると、気持ちがいい。水田の畔にはどんな草花が見られるか、興味が深々としている。外に出て歩き出すと、空き地に花が咲いていた。多くはキバナコスモスである。この時期、どこへ行っても、このキバナコスモスが咲いている。自宅近くの公園にも毎年出て来る。相当繁殖力が強そうだ。キバナコスモスなどに混ざって、白色の小さな花が咲いていた。三つ葉のような感じがしたが、葉を見ると鋸のようになっているので、明らかに違っている。ノコギリソウの名前が浮かんできた。ノコギリソウについて詳しく調べたことがないので、少し調べてみた。すると、ノコギリソウの中にセイヨウノコギリソウがあることが分かった。資料によると、「ノコギリソウの葉は23回羽状にはならない」との説明があった。この花の葉を見ると、3回羽状になっている。すると、これはセイヨウノコギリソウとなるようだ。
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 少し離れた畑の一画に小さな群れを成すようにアオビユが穂を付けていた。この花は以前公園などでよく見かけたが、最近は目にする機会が少なくなった。他のものに目が行くせいか、見ていないのかも知れない。互生する葉には長い柄がある。葉は卵形で、元は鈍形、先は浅い窪みがある。縁は波を打っていて、鋸歯は分かり難い。小花は数個咲いているが、この写真では葯が見えるが、詳細は分からない。
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アオビユ

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 アオビユの小花

 この樹はウメの樹だろうか。元近くから4本に分かれ、曲がりながら伸びている。樹皮の皮目は剝げそうである。果実があれば、はっきりするのだが、1つもついていない。幹だけでは手掛かりが少ないので、葉を見た。葉はサクラの葉に似ている。厚みがあり、縁には不規則な鋸歯がある。
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ウメ?

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ウメ?の幹

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 ウメ?の葉

 ウメの樹の下に群がっている草がある。所々に白色の小さな花が見える。「何かなぁ」と思い、覗いてみると、花はワルナスビ似た小さな花だった。これはイヌホウズキの花である。イヌホウズキはよく見かけるが。これ程群がっていた光景は初めてである。小さな花だが、花白が後ろへ反りかえった姿は面白い。
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 他の縁にカヤツリグサが見える。ここは土地が肥えているのだろうか、町の空き地で見かけるものより一回り大きい。これが特別なものかと思ってまわりを見ると、同じぐらいのカヤツリグサが何本もある。花火の形をした花は咲き出したばかりのようで、まだはっきり分からない。
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 カヤツリグサ
 
撮影:814
記  平成29814日(月)