これもヒカゲイノコズチになるのだろうか
8月15日(火)
再び園道へ出て直射日光を浴びることになった。少し歩くと直ぐ冷たい水を補給したくなってくる。茶店の前で休憩をとり、再び園道を進んだ。里の広場へ入ると、奥へ行くまで日陰がない。近くの草木をよく見たい気もあるが、足早に奥の日陰へ入った。ここには沢山のアザミが見られる。未だ花が咲いていないが、恐らくタイアザミと思われるが、今後を見守りたい。更に進むと、いつも見るアカメガシワの樹がある。枝が大分下がっている。この枝も近いうちに伐採されそうに思える。枝の先を見ると、小さいが冬芽が見えた。冬芽は柔らかそうな毛で覆われている。この冬芽は裸芽になるという。
アカメガシワの冬芽
この後は、中の池の畔にあるリョウブの樹を見ようとしている。ここは日陰の時間が多いせいか、リョウブの花期が長かった。今は花の姿はなく、果実がつくられている。しかし、どういう訳か、果実が大分落ちている。実って落ちるならわかるが、恐らくまだ実っていないうちに落ちたか野鳥に食べられたのかも知れない。
リョウブ:大分果実が落ちている
花の広場へ入ると、再び暑さが戻って来た。日陰が恋しくなる。先日休んだベンチに坐り、後ろのオオブタクサを見た。一段と背丈が伸びているのが分かる。高いものは、3mは有にありそうだ。余りにも大きくなったので、日本帰化植物図鑑(著長田武正)で調べると、大型の1年草で、茎は直立して3mになると書かれていた。更に、原産地では6mにもなるという。こうなると、草本とは言えなくなる。
背が高くなったオオブタクサ
チョウが舞ってきた。チョウは小さい体ながらよく舞う。止まるのを待って撮影しようとしているが、中々と待ってくれない。多くは人をじらして、そのまま飛んで行ってしまう。今飛んでいるチョウには見覚えがある。白色の帯模様が3重に入っている。ミスジチョウになるようだ。
ミスジチョウ
再びイノコズチが現れた。このイノコズチは穂が随分長くなり、花期を終えたと思われる小花が下向きになっている。葉を触ってみた。毛の存在が分かるが、どの程度かは分からない。写真を撮ってみた。先程と同様毛は少ないようだ。やはり、これもヒカゲイノコズチになるのだろうか。
ヒカゲイノコズチ
葉の表面:毛が少ないようだ
葉の裏面:毛が少ないようだ
撮影:8月9日
記 平成29年8月12日(土)