アキエノコロが見つかる
8月14日(月)
沼からパークセンターへ進み始めた。駐車場の反対側は花壇になっていて、色々な草花が植えられている。その花壇の雑草を見ていると、エノコログサの大きいものが見えた。それを見た瞬間、あれはアキエノコロかもしれないと思った。直ぐに葉を触ってみた。葉は裏返されていてざらついた、毛がありそうに思えたので、写真を撮った。確かに毛があり、アキエノコロであることが分かった。8月も半ば近くになったので、そろそろ現れてもいいのかも知れない。
アキエノコロ
アキエノコロの葉の表面:毛がある
アキエノコロを見て、もう秋なのかと思えてきた。アキエノコロを見ていると、その近くに小さいが花をつけたカゼクサのようなものが見えた。カゼクサはその前に出て来るコスズメガヤに感じが似ている。咲く時期がずれているので、2つを同時に見ることが出来ないが、これはカゼクサだろうか、細かい点を見たかったが、暑くてパークセンターへ急いだ。
カゼクサ?それともコスズメガヤ?
パークセンターで一休みを取った。夏休みのせいか、子供たちの姿が見られる。また、公園内にプールがあるので、プール帰りの親御さんも見えている。中で休んでいても、外の眩しさが伝わってくるようだ。
パークセンターを出て、ヤマユリの咲いていた下ノ池の周りの崖を見ながら進み始めた。ここは日陰になっているので比較的歩きやすい。ヤマユリの長い茎が見えるが、花は皆終わっている。茎の先を見ると細長い果実が見える。
ヤマユリの果実
このへんにはホトトギスも姿を現す。花は未だでもどんな姿になっているか、ホトトギスを探した。茎が直立している姿が見つかった。花を付けると、この茎が倒れてくる。下の葉には濃緑色の斑点が顕著だが、上の葉にはそれがないので、綺麗な緑色の葉に見える。
池沿いにトダシバが見えた。メヒシバのような細い穂、葉の表面の伏毛を見分けるポイントにしている。この葉を触って来た。触った感触では毛の有無が確実につかめない。斜めに見ると、見やすい。
トダシバ
コリア庭園へ通じる山道へ何時もとは逆方向から入った。横のプールから賑やかな声が聞こえてくる。道沿いは、背が高くなったオオブタクサで覆われてしまった。前回来たときはまだ背丈が低く、向こう側のヤブミョウガが見渡せたが、今はヤブミョウガの姿を見ることが出来ない。奥へ進みヤブミョウガを見ると、花数は少なくなったが、白色の花が残っていた。
ヤブミョウガを隠したオオブタクサ
残っていたヤブミョウガの花
この藪の中にメヤブマオが見える。穂が出て花が咲いている。小さな花が沢山付いているので、花の詳細が知り難い。牧野新日本植物図鑑を参考にしてみると、葉の先については、「葉の先は主脈の頂部の裂片とともに亀尾状3大歯となる」と説明がされている。また、花については、「下方の穂は雄性、上方の穂は雌性」と説明されている。この説明を何度か繰り返し読んでみたが、上手く解釈できないでいる。
メヤブマオ
撮影:8月9日
記 平成29年8月12日(土)