赤く染まり出したホオノキの果実
8月12日(土)
丘の上の広場沿いの道を歩いていくと背の高いホオノキがある。花が咲くころは気を付けて見ているが、余りにも高いところに咲くので、気が付かないことが多い。今は果実が出来ている。先日見た時は緑色をしていて、棘のようなものが出ていた。もう1度見ようと上空を見た。望遠を使って見ていると、緑色の果実は手前に見える。ところが、後ろに赤みがかったものが見えている。ホオノキに赤いものを見たことは今までない。これは何だろうかと、裏側へ回ってみた。果実が赤く染まっているように見えたので、望遠写真を撮ってみた。すると、棘をはじめ果実の表面が赤く染まっていることが分かった。
ホオノキの果実:後ろに赤いものが見える
赤く染まってきたホオノキの果実
ユリの近くに、白色の玉のようなものがあった。見覚えのあるものである。ヤマノイモになると思うが、つる性のヤマイモが草原に出ているとは思わなかった。中央が窪み、長めのハート形をした葉が対生している。また、花序は葉腋から出ている。白色の玉をよく見ると、全てがまだ蕾のようだった。
日向から日陰になった坂道へ入ると、スーッとする。坂を下りて行くと、イノコズチが沢山現れて来た。つい先日も此処を歩いたが、その時は反対側のオニドコロを見ていて、此方を見ていなかった。見ると、花序が長く伸びているものがある。葉の毛の様子を見た。表裏とも少ないようだ。若しかしたらこれがヒカゲイノコズチになるのかも知れない。花がよく咲いたら、確認したい。
ヒカゲイノコズチ:花序が長く伸び始めた
葉の表
葉の裏
パークセンターの広場へ出て来ると、ここは太陽の光をまともに受ける。暑くて堪らない。直射日光が強いので、目にするものが皆眩しく見える。水路沿いにシマスズメノヒエ、アメリカセンダングサが見える。アメリカセンダングサの下にはイヌビエも見える。
シマスズメノヒエ
イヌビエ
撮影:8月9日
記 平成29年8月11日(金)