オニドコロの雌花が見つかる
丘の上の広場でブタクサを見ている時は、蒸し暑くてたまらなかった。木陰に入ると、暑さが避けられ、ほっとした。ここから坂を下り、パークセンター広場へ降りて行く。この坂道は日陰で気持ちがいい。以前此処の左手でオニドコロの雌花を見ている。今年は、オニドコロの雄花は何遍も見てきているが、雌花はまだ見ていない。若しかしたら、と期待し下りて行った。オニドコロが見えてきたので、雌花を探した。見るものは雄花ばかりで、雌花は現れてこない。1度見たことがあるのだから、絶対にあると信じていた。間もなくして、見つかった。雌花はつるから円筒状に出た苞の先に1つ付いている。花弁は黄白色で6枚ある。
オニドコロの雌花
広場へ出て何時ものように水路に沿って進むと、アメリカセンダングサが見えてきた。花がないが、背丈は大分大きくなってきた。センダングサの仲間は水気のあるところに見られるが、アメリカセンダングサはその中でも水際によく見かける。他のセンダングサより葉の幅が細く、僅かに紫色がかっている点が他のものとは少し違っている。
衰えてきたアジサイ
前回からアメリカオニアザミが見え出した。まだ蕾の方が多い。「オニ」の名前が付くように今まで見てきたアザミとは違って、花の総苞は無論のこと、葉の棘も触るとかなり痛い。未だ花は全開していないので、小さく見えるが、全開すると、びっくりするほど大きくなる。
正門側に小さな沼がある。今は大きくなったヨシが沼をすっぽりと覆ってしまっている。沼の脇に1本のネコヤナギがある。このネコヤナギを見ていると、不思議に思うことがある。それは何時見ても、紅い芽が付いていることである。この時期だから花芽ではないと思う。また、葉芽なら時期が来れば葉に変わるはずだが、この紅い芽は一考に葉にならない。サクラの冬芽は既に葉腋に見えてきている。それを思うと、この芽は来年の花芽になって行くものだろうか。色々な資料を見ているが、中々解決が出来ない。
ネコヤナギの紅い芽
沼の奥にツリフネソウが出て来る。花は9月頃に咲くので、今見ても花の姿は見られない。しかし、蕾などの気配はないかと気になった。沼から数mの距離だが、草が茫々と生えており近づきにくい。ツリフネソウの葉は大きくなり、鬱蒼としているので、蕾を探したが、よく見えなかった。
ツリフネソウ
撮影:7月20日
記 平成29年7月25日(火)