アキカラマツの花を見る
7月19日(水)
瓜久保休憩所へ近づいたとき、大きなロゼット状の葉が見つかった。アザミの葉であることは間違いないようだが、何というアザミカ決めがたい。初夏頃咲くのはノアザミになる。今、このアザミには花がないので、ノアザミではない。アザミの種類には色々あるようだが、知っているものは少ない。夏ごろよく見かけるアザミはタイアザミである。また、大型で、総苞片が棘のように鋭くなるものにアメリカオニアザミがる。このアザミは恐らくタイアザミになると思えるが、後日花を確認したい。
タイアザミ?
散房状に白色の蕾が沢山付いている花が見つかった。葉は互生で殆ど柄がなく、縁には鋸歯がある。花茎は葉腋から出ていて、表面に綿のようなやわらかい毛が沢山付いている。未だ花を咲かせていないが、ヒヨドリバナと思える。
先程、カラムシのところで、考えたヤブマオが見えた。頂部に紐のような花序が伸び、そこに小花が付いている。資料によると、「ヤブマオは下部には雄花序を上部には雌花序を出す」という。従って、この花序は雌花花序であり、小花は雌花になる、資料をまとめた時、雄花を見ていなかったが、今回も雄花を見なかった。見なかったというより、分からなかったと言った方がいい。ヤブマオは身近に見つけることが出来るので、近いうちに再度挑戦したいと思っている。
ヤブマオ
ヤブマオ:雌花
チダケサシ
アキカラマツに花がつき始めていた。アキカラマツの小葉は、人の足のような変わった形に特徴がある。黄緑色の小さな花で、詳細は分かり難い。花弁のように見えるのは萼で、直ぐに落ちてしまうという。今は咲き出したところなので、萼が見える。そこから何本か葯を付けた雄しべが伸びているのは分かるが、雌しべの存在が分かり難い。雌しべは花柱がなく直接子房についているという。
アキカラマツ
撮影:7月10日