公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

ダイコンソウの花を見る

718日(火)
 
 瓜久保休憩所へ来て、少し休憩をとってから坂の上にあるサワグルミを見に行った。サワグルミは山側と田圃側にそれぞれ1本ずつある。先日写真を撮った山側のサワグルミを見た。果実は何本か吊下っているが、いずれも葉の陰になっていて鮮明に見えない。田圃側の方へ回った。先日まで何度か果実を探したが、見つからなかった。今日はどうだろうかと、梢を見回すと、光の当たっている上の方に1本の花序が見えた。光が当たっているので、いままでよりは鮮明な写真を期待し、シャッターを切った。期待しながら見直すと、結果は思わしくなかった。高いので、どうしても鮮明さに欠けてしまっていた。それでも苞葉の中に果実が包まれていそうなことは分かった。
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 サワグルミの果実

 カッパ池を見ると、ヨシが大きくなり鬱蒼としている。その横ではカッパが相撲を取っている。その傍のヤマボウシを見た。もう花は咲いていない。花がないと、どこにヤマボウシがあるか、直ぐには分からない。見渡すと、葉の先に緑色の塊が上へ向かって付いている光景が目に入ってきた。この塊を見て、この樹がヤマボウシと分かった。花時のヤマボウシは大きな萼を付けていたので、大きく見えたが、今は、中心部だけが残された小さな塊になっている。
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 ヤマボウシの果実

 コブシの枝が何本も垂れ下がっている。花は上の方にあって手が届かなかったが、今見える果実は手で掴むことが出来る。枝に沢山の葉や果実がついたので、その重みで枝が下がってきたと考えられる。離れて見ると、放置され、荒々しくなった姿に見える。
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 コブシの果実

 瓜久保休憩所へ戻ってくるところで、黄色い花を見つけた。昨年、ここで同じ花を見た記憶があるが、名前を思い出せない。萼が反り返っているところはケキツネノボタンに似ている。しかし、花の様子や葉が違っている。再度調べ直すと、ダイコンソウの名前が出て来た。極ありふれた名前である。昨年の資料を見直し、この花はダイコンソウに落ち着いた。
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ダイコンソウ

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 ダイコンソウの花

 ニシキギを見た。ニシキギの枝には板のような翼が捻じれるように付いている。1度見ると、この翼が強く印象に残る。今は花がないので、新芽を見た。新芽はこれから冬芽となり、来春まで大きな変化が見られない。新芽は葉腋に1つずつ付いている。茶褐色の小さな粒なので、詳細を知ることは難しい。葉には短く細かい鋸歯が見える。
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 ニシキギの直ぐ近くにマンサクがある。ニシキギを見るときは、大抵このマンサクも見ている。マンサクの葉は円形に近い大きな形をしている。慣れないうちは、この葉を見てガマズミと間違えた。新芽は葉腋の脇に1つ見える。新芽を見ていると、新芽に重なるように柄のようなものが見えた。今年咲いた花の残痕かも知れない。
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ニシキギの新芽

撮影:710

  記  平成29715日(土)