この大きな樹はムクノキだった。
7月16日(日)
エゴノキが見えてきた。エゴノキは白色気味の楕円形の果実を枝から吊下げる。沢山の果実が、風鈴のように枝から吊下る光景はエゴノキの花期後の風物であり、見る人の目を楽しませてくれる。殻斗というか、苞というか、緑色の帽子をかぶった姿は滑稽な姿として映る。
エゴノキの果実
ここの小川へ入ったところで、ミズヒキの花を見てきた。ここにたくさん見られるのもミズヒキと思われるが、花が咲いていない。葉は楕円形で、毛が多いようだ。アップ写真を撮っておくべきであった。それにしても、花茎が何時伸びてくるのか、蕾を付けた時の花茎を見たいと思っている。
ミズヒキ?
ウマノミツバはもう終わりだろうと思っていたら、ここの道筋には時々現れてくる。今まで鮮明な写真が撮れていないので、再度挑戦した。しかし、何度試みても上手くいかない。この花には、両性花と雄性花があるという。何とか2つの区別がつくが、それぞれについての詳細は知ることが出来ない。
ウマノミツバ
ウマノミツバ
クリの樹が見えた。クリは普通栽培されるので、民家の近くにある。この藪の中にあるということは、自然に生えて来たのだろうか。起源は謎である。クリの樹に雄花の姿はない。雌花も花期を終え、果実生成期に入っている。雌花を見ていた時、1つの苞の中に3つの花があった。苞は毬になるというので、1つの毬の中には3つの果実が出来るようになる。今はどこに雌花があったか、分からなくなっている。
クリの樹
クリの果実
タケニグサが見えた。先日タケニグサは色々な所で見られると書いているが、ここの藪のようなところにも生えてきている。本当に生きるすべにおいては条件を選ばないように思える。
タケニグサ
スラーッと上へ伸びている樹がある。これは何の樹だろうか。幹は白っぽく縦方向に線模様が見える。幹だけを見ていたので、手掛かりが少ない。葉が見えないだろうかと、探すと、葉は上空にあった。遠目にはケヤキの葉のように見える。しかし幹はケヤキではない。何だろうかと手掛かりを求めたが、幹と葉しかない。低いところに枝がないだろうかと探していると。畑の方へ伸びている長い枝があった。「少し高いなぁ」と思っていると、小川の縁に長い枯枝があった。運がいいと思って。この長い枝なら、畑へ伸びている枝に届く。この枝のおかげで、下まで枝を下げることが出来た。写真を撮り、葉を確認すると、ムクノキの葉であった。もう1度幹を見直すと、ムクノキのみ樹に見えてきた。
この樹の名前は?
葉:ムクノキの葉
撮影:7月10日
記 平成29年7月11日(火)