公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

ヤブランが咲いていた

712日(水)
 
 一時混乱したヒサカキハマヒサカキの違いが分って来た。今日、公園へ入った時、南門のところでハマヒサカキの新緑の葉を見て、この葉は浦島公園で見たハマヒサカキと同じ葉であると、改めて頭に沁み込ませていた。そのため、似ている葉だが、艶がなく、一回り大きかったので、これがハマヒサカキかもしれないと思ってしまった。その時、ヒサカキの名前が思い付いていれば、混乱しなくて済んだのにと、今になって思う。
 此れから坂を下って、花の広場へ降りて行く。下にナツツバキの樹が見える。先程、パークセンター前で、花を見てきたが、ここでは前回来たときから花の姿はない。再度見直したが、花はどこにもなかった。その代り、若い果実が出来ていた。若い果実には稜があり、表面は柔らかそうな毛で覆われている。
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ナツツバキ

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 ナツツバキの若い果実

 花の広場へ下りると、オレンジの花が一際目を惹きつけた。モントブレチアである。ここでは大株で、花序が沢山出ている。モントブレチアの細長い葉はメヒシバなどに似ている。よく見れば明るい緑色なので分かるが、慣れない人には分からないようだ。この暑い時期は公園も色が少ない。その中、モントプレチアのオレンジの花はどこの公園でも際立っている。
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 日のよく当たる花壇の中に紫の花が咲いていた。これを見て、「これはヤブランではないだろうか」と思い、吃驚した。以前調べた資料1によると、「ヤブランの花弁には外花皮片と内花皮片が3枚ずつあり、外花皮片の方がひと回り小さい」というので、確認した。間違いないようだ。それにしてもヤブランが咲くには早すぎると思う。資料2によると、花期は8月から10月だと説明されている。
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 ヤブランの小花

 ヒマワリに似た小型の花が咲いている。この花も名前を決めるのが難しい。資料を参考に、この花を調べると、この花の葉は上から下まで対生になっている。従って、キクイモモドキになってくる。
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 キクイモモドキ

 ミソハギが咲いている。例年、上のキクイモモドキを見るとき、一緒に見ている。今年も同じ傾向をたどった。この花はお盆の時に咲き、お盆の際、禊として使われる花になっている。紫色の6枚の花弁が見える。キクイモモドキと同時に、例年より早く咲いた。
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 ミソハギの小花

撮影:74

  記  平成2977日(金)