リョウブの花が散り出す
7月11日(火)
遊びの森へ入った。ここには長いローラー滑り台がある。入った途端「キャー」という叫び声が聞こえてきた。声の発生場所はローラー滑り台であった。見ると、母親が先頭で、直ぐその後を小さな子供がすべってきた。声の主はどちらだったか分からない。
花の広場へ向かう階段の上り口の方を見ると、樹の梢に新緑の葉が綺麗に見えていた。階段へ近づき、葉をよく見ると、その葉はエノキの葉であった。エノキの葉は主脈を境に左右が非対象になっている。
梢に見える新緑
エノキの葉
階段を上り始めると、オニドコロが目に入ってきた。オニドコロは、もうずいぶん前から目にしているが、花は未だだろうと、あまり注意して見てこなかった。今日は、何気なく花を見ることにした。見始めた時は、「花は未だだろう」との観念があったので、あまり関心を寄せていなかった。ところが、見ているうちに花が咲いているのが分かった。オニドコロは雌雄が別株である。普通よく見るのは雄株である。雄花の花序は上へ立ち上がる様に伸びている。この花を見ると、やはり雄花であった。雄花を見たので、雌花を探した。しかし、見つからなかった。毎年見ているが、雌株を見るチャンスが少ない。
オニドコロ
オニドコロの雄花
階段を上りきった高台にはリョウブの樹がある。今日は花が咲いているはずと思っていた。早速見ると、花は峠を過ぎていた。触ると、ぽろぽろと落ちてくる。花は花序の下の方から咲くようで、上の方はまだ蕾の状態である。しかし、1度咲いた花は脆く、直ぐに散って仕舞う。5枚の花弁は7分程度の開き具合で、大きく開かないようだ。
リョウブ
リョウブの小花
直ぐ隣に緑色の果実をつけた樹があった。この樹を見て「ハッ」と思った。「これがハマヒサカキではないだろうか」と思った。先日、浦島公園で見たものは、「どうも怪しい」と思えてきた(資料1)。葉の大きさを計測すると、長さ4.5㎝、幅2.2㎝、柄3㎜で、肉厚であった。果実は直径が5㎜ある。ハマヒサカキとヒサカキが混乱してきた。そこで過去の資料を調べ直した。すると、資料2を見ると、4年前に浦島公園の樹はハマヒサカキとしていたことが分かった。従って、三ッ池公園で今見ている樹はヒサカキになるようだ。
ヒサカキの葉
撮影:7月4日
記 平成29年7月7日(金)