公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

オオマツヨイグサが咲く

79日(日)
 
 水路沿いに進むと垣根脇にピンクの綺麗な花が現れて来た。この花は大分前から咲いているが、ここに来て数が増えてきたように思える。名前はユウゲショウで、この花を見ると、何時もヒルザキツキミソウを思い出す。この花はヒルザキツキミソウより、ひと回り小さいが、花の形はよく似ている。此方の方が、幾分赤みが濃いようだ。
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 柵の中のコムラサキに薄紫色の色がつき始めた。このコムラサキと藪の中のムラサキシキブを比較しているが、コムラサキの花の付きのよさに比べ、ムラサキシキブの花の付きは悪い。コムラサキが花壇に利用されるは、この理由によるらしい。花はどちらも似ていて、円筒状の小さな花から突き出る雄しべがこの花の特徴になっている。
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 小さな水田へ出た。ごく小さな水田だが、綺麗に田植えが行われ、イネ苗が緑色に色づいている。この柵の中にアザミの花が見えた。今まで見て来たのはノアザミであったが、このアザミはノアザミではないようだ。苞は壺型で、底が広く、上が細まっている。表面には斜め上に立つ棘が無数にある。花は壺口から開くように広がっている。これはアメリオニアザミになるようだ。
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 土手のウメの樹の奥に黄色い花が見えた。離れたところからはマツヨイグサに思える。確認のため、斜面を上った。場所が変わると、花の見え方も違ってくる。花は開いていない。マツヨイグサは夜に咲き朝方には萎む。この花はマツヨイグサになることは間違いない。マツヨイグサにもいろいろなものがある。アレチマツヨイグサ、オオマツヨイグサコマツヨイグサなどがあるが、先の2つ区別が上手くできない。今見ているのはどちらになるのだろうか。資料を参考にして調べると、オオマツヨイグサになりそうだ。
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 さらに上の方へ目を移すと、大きなタケニグサが目に入ってきた。少し高いところにあることも加わって、「こんなにも大きくなるのかぁ」と成長ぶりに驚いた。タケニグサは適応力が強いせいか、道端、荒れ地などを問わず、どこにでも出現してくるようだ。
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 タケニグサ

 パークセンターで休憩をとった。中は空いていたので、直ぐに椅子に座ることが出来た。中に入っても蒸し暑さは変わらない。休憩をとりながら外を見ると、夏の日照りで眩しい。親子連れがスケーターに乗って前を通り過ぎて行った。休憩後、パークセンターの前のナツツバキを見た。他所のナツツバキには、もう花が見られなくなったが、このナツツバキには花が咲いており、蕾も見られる。
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 ナツツバキ

 右の方に、ムクゲが咲いていた。薄紫色の花で、一際きれいに映る。花弁が大きく開いた姿を見ると、この暑さにも負けないバイタリティーを感じる。中央が赤く、そこから出てくる雄しべ、雌しべが面白い形をしている。
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撮影:74

  記  平成2976日(木)