この花はオオバノトンボソウになるのだろうか
7月8日(土)
ヤマユリを見ていると、何か小さな花らしいものが見えた。遠くからは気を付けて見ないと、見過ごしてしまう。確認するために近づいたが、それでもよく分からなかった。写真を撮ってみると、初めて見る花であった。ランの仲間のようだが、名前が分からない。資料1で7月の草花を検索していくと、オオバノトンボソウの名前が出て来た。写真を見るとよく似ている。オオバノトンボソウから考えると、ただのトンボソウがあるように思えた。そこで、トンボソウについて調べると、資料2で、「トンボソウはオオバノトンボソウより大分小さく、茎の高さは10〜20cmほど・・・」と説明されていた。試料について、残念ながら背丈などが計測できなかった。推定で判断すると、20㎝以上と思えたので、オオバノトンボソウになるように思える。下の葉は大分大きなものであった。花は言われてみるとトンボの形に似ている。
資料2:
オオバノトンボソウ
オオバノトンボソウ小花
オオバノトンボソウの葉
中の池辺りの崖にはヤマユリが時々出現する。見ながら歩いていると、まだ蕾のものもある。丁度この時期に咲き出したばかりであるようだ。下の池へ来ると、ヤマユリの数は少なくなってきた。池側にヘクソカズラが見えた。気の毒な名前だが、花自体は見にくい花ではない。円筒型の花で、先が6つに分かれ、更にそれぞれが3つに分かれているので、花弁の先に皺が入っているように見える。この種子がこの名前の由来に大いに関係してくる。1度指で潰してみると、誰でも名前の由来は直ぐ分かってくる。
アベリアが見えた。この花も円筒状の花で、先が5つに分かれている。剪定にも強く、沢山の花をつけるので、この花は垣根用としてよく使われている。ここでも垣根の一部になっている。
アベリア
パークセンター前に出て来た。ここで見たいのはショウブである。何とかこの小花を見たいと思っているが、何遍見ても詳細が分かってこない。塊状になった花序から1つの小花をピンセットで取って見ると、雄しべや雌しべが見えているように見えるが、何だかよく分からない。
ショウブの小花
ハンゲショウの葉が白粉を塗ったようにきれいになって来た。緑の中に眩しいくらいになっている。尾状に出ている花序を見ようとしたが、忘れてしまった。
撮影:7月4日
記 平成29年7月5日(水)