ヤマユリが咲いていた
7月7日(金)
この草原にキバナコスモスに似た葉が見える。これは確かにキバナコスモスだろうか。この葉を見ると、一昔前はブタクサと思っていた。ところが、同じような葉をしたものが出てきて、迷うようになった。その1つがキバナコスモスである。ブタクサと、キバナコスモスの違いを調べようと思いついた今は、ブタクサが見つからない。一昔、何処でも見られたものが見つからなくなっている。そのため違いを調べることが出来ない。
キバナコスモス?
ジャノヒゲの花を見た。ジャノヒゲは薮や林にあるものと思っていたが、このような草原にもあるようだ。ジャノヒゲは公園の花壇にも土止めとしてよく使われている。近くの公園でも見かけている。花は先日確認した。先が淡紫色に染まった花弁が6枚あるうずくまっている形をしているが、拡大してみると、中々綺麗な花である。写真は先日の方がよかった。
ジャノヒゲ
ジャノヒゲの花
ネジバナがポツリポツリと咲いている。渦巻いたピンクの花は魅力的である。この花には右巻きと左巻きがある。小花が捻じれて付くのはなぜだろうか。一考の価値がありそうだ。狭いところだが、見ていると、偶然両方を捉えることが出来た。運がよかったと思っていたら、更に、どちらになるのか分からないものも見つかった。全く偶然である。
ネジバナ:右巻き
ネジバナ:中立
丘の上広場から池へ下りて行くために広場をもどり始めると、目の前にミズキの枝が長く伸びてきていた。枝は手でつかめる高さにある。ここにミズキの樹があることを知っていながら、花や葉、果実を見るのに苦労していた。ここならば、葉も果実も手に取るように見ることが出来る。葉は丸みのある楕円形で、基部、先端部とも丸味があり、縁は内側に反っている。そのために、中央部分に凹みができ、水が溜まりやすくなっている。果実を見ると、ほぼ球形で、緑色から紫色へと色が変わろうとしている。直径は6㎜ぐらいあった。
ミズキ
丘の上広場から池へ向かうために坂を下り始めた。途中にカクレミノがある。「果実が見えるかなぁ」と探したが見つからなかった。過去の資料を見ると、果実は10月18日に見ていたことが分かった。未だ遠い先のようだ。仕方なくそのまま下の園道へ下りた。下りたところは、丁度、上の池と中の池の中間である。ここから上の池を見ると、スイレンの花が咲いているのが見える。今日は先日より沢山咲いている。いずれも白色の花である。
スイレンの花
ここから中の池に沿って、崖を見ながら進んだ。ここからの崖には、ヤマユリを見ることが出来る。花は未だかと思っていたが、もう咲いていたので、吃驚した。ヤマユリの花は大きな花で、何時見ても印象深く記憶に残る。昨年は7月26日に見ていた。花を見ると、花弁が6枚に見える。この6枚をよく見ると、内側の3枚がやや大きく、外側の3枚が小さい。内側が花弁で、外側は萼になるという。
ヤマユリの花
撮影:7月4日
記 平成29年7月5日(水)