キリが果実になり始める
7月4日(火)
舞岡公園では3カ所でキリの樹を見ることが出来る。水車小屋の前はその1か所になる。花が開花した時期を狙って来ることはなかなか難しく、今年も綺麗なところを見ることが出来なかった。今は果実が出来始めている。上を見た。すると、下の部分が褐色の苞葉に包まれた緑色の果実が見えた。花が少なかったせいか、果実も少ないようだ。
キリの果実
北門を出で、瓜久保休憩所へ向かった。北門の入り口に大きなマユミの樹がある。様子を見ると、長い花柄の先に角張った果実が沢山付いている。果実には4個の稜があり、中に4個の種子ができ、ここから分裂してくることが予想できる。黄緑色の果実はこれからピンク色へと変わっていく。
マユミの果実
直ぐ近くに、ホタルブクロの群生があった。今日は何度も見てきた。それでも、ホタルブクロか、ヤマホタルブクロか見分けたくなる。萼の様子を見ると、細長い、また、副萼は反り返っている。これはホタルブクロになる。
ホタルブクロ
再びクサレダマが出て来た。以前、石川県で、ヨシに負け生育範囲が狭まり、絶滅危惧Ⅱ類とされているということを知った(資料)。ここもヨシと競合している。今はまだたくさん見られるが、いずれ絶滅が危惧されるようになるのだろうか。
クサレダマ
カッパ池へやって来た。奥にヨシ、手前にミゾソバが群生していて、もう水面は全く見えない。ヨシは水の多いところ、ミゾソバは水の少ないところに生育する。この様な性質から住み分けが行われていると思うが、これからどう遷移していくのだろうか。
カッパ池
先日、上手く撮影できなかったサワグルミの撮影に挑戦しようとした。しかし、撮影条件が悪い。果実は上の方にあり、葉の陰に隠れているので、暗くて、よく見えない。色々考えて撮影したが、思うような結果が得られなかった。透き通るような薄い苞葉の中に果実が入っていると想像できるが、確認できない。
サワグルミの果実
瓜久保から前田の丘へ回った。坂道の脇に咲いていたウツギやエゴノキなどは、全て花を落とし、花らしい姿が見えない。今日は、前田の丘にあるアカメガシワの雌雄を確認したいと思っている。坂を上がると、ススキやセイタカアワダチソウは、先日よりさらに草丈が高くなり、横へも張り出していた。先日あった道は草で覆われ、見えなくなっている。奥のアカメガシワのところまで行けるか気になった。
道が見えなくなった前田の丘
撮影:6月27日
記 平成29年7月1日(日)