ネムノキの花が咲いた
6月29日(木)
「あの葉はハマヒサカキの樹だったかぁ」と勘違いしていたことが頭から離れない。公園の中央にあるネムノキへ近づいた。空は相変わらず、パッとしない。霧雨が降り出したので、急いで見ることにした。梢を見ると、ピンク色の花が見えた。例年夏に花を見るが、昨年は9月になっても花が咲いていた。今咲いていることは、未だ咲き出したばかりかも知れない。この花は頭状花で小花がたくさん集まって咲いている。ピンク色に染まって見える糸状のものは雄しべになる。
ネムノキ
霧雨が激しくなってきたので、帰り始めた。出口に来ると、黄色い花が1輪目に入った。ビヨウヤナギである。ここのビヨウヤナギは、2~3年前までは背丈が低いが広く広がっていた。ところが、年々占有範囲が縮まり、今では片隅で細々と生きを繋いでいる。キンシバイにそっくりな花で、此方は雄しべや雌しべが花弁から長く突き出ている。
ビヨウヤナギ
ビヨウヤナギの花
公園の角にアガパンサスが青い蕾を付け始めていたので、近づいた。頭状花で、沢山の小花(小花と言っても大きいが)を花茎の先に付ける。満開になった時には見事な夏の光景を作り出す。
アガパンサスの蕾
公園の外へ出た。道は広く中央に中央分離帯としての植込みがある。ここにサツキがあったが、今年刈り取られなくなってしまった。その片隅に大きなエノコログサを見た。花壇で見たものより一回り大きい。「まさか、アキエノコロではないだろう」と思い。葉の毛を見た。思った通り毛がなかった。背丈が高く、大きいが、アキエノコロではなかった。
アキエノコロ?
表面に毛がなくエノコログサになる
ハクチョウゲの植込みを見ると、1か所にランタナが入り込んで花を付けていた。ランタナの花は次第に色が変わっていき、見応えのある花だが、つる性の性質があり、どう猛性を発揮する。放置しておくと、ハクチョウゲに絡んで占有範囲を広げてしまう。綺麗さと裏腹に始末に負えない困る面を持っている。
植込みに侵入したランタナ
ランタナの花
撮影:6月25日
記 平成29年6月26日(月)