公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

ネムノキの花が咲いた

629日(木)
 
 「あの葉はハマヒサカキの樹だったかぁ」と勘違いしていたことが頭から離れない。公園の中央にあるネムノキへ近づいた。空は相変わらず、パッとしない。霧雨が降り出したので、急いで見ることにした。梢を見ると、ピンク色の花が見えた。例年夏に花を見るが、昨年は9月になっても花が咲いていた。今咲いていることは、未だ咲き出したばかりかも知れない。この花は頭状花で小花がたくさん集まって咲いている。ピンク色に染まって見える糸状のものは雄しべになる。
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 ネムノキ

 霧雨が激しくなってきたので、帰り始めた。出口に来ると、黄色い花が1輪目に入った。ビヨウヤナギである。ここのビヨウヤナギは、23年前までは背丈が低いが広く広がっていた。ところが、年々占有範囲が縮まり、今では片隅で細々と生きを繋いでいる。キンシバイにそっくりな花で、此方は雄しべや雌しべが花弁から長く突き出ている。
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ビヨウヤナギ

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ビヨウヤナギの花

 公園の角にアガパンサスが青い蕾を付け始めていたので、近づいた。頭状花で、沢山の小花(小花と言っても大きいが)を花茎の先に付ける。満開になった時には見事な夏の光景を作り出す。
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 公園の外へ出た。道は広く中央に中央分離帯としての植込みがある。ここにサツキがあったが、今年刈り取られなくなってしまった。その片隅に大きなエノコログサを見た。花壇で見たものより一回り大きい。「まさか、アキエノコロではないだろう」と思い。葉の毛を見た。思った通り毛がなかった。背丈が高く、大きいが、アキエノコロではなかった。
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アキエノコロ?

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 表面に毛がなくエノコログサになる

 ハクチョウゲの植込みを見ると、1か所にランタナが入り込んで花を付けていた。ランタナの花は次第に色が変わっていき、見応えのある花だが、つる性の性質があり、どう猛性を発揮する。放置しておくと、ハクチョウゲに絡んで占有範囲を広げてしまう。綺麗さと裏腹に始末に負えない困る面を持っている。
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植込みに侵入したランタナ

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 ランタナの花

撮影:625

  記  平成29626日(月)