公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

大きくなったアジサイの株


627日(火)
 
 久し振りに梅雨の気候に戻った。午前中は霧雨が降り続いた。お昼頃明るくなり、雨が止んだようになったので、近くの浦島公園へ出かけた。昨年から、浦島公園は新しい樹木が植えられ、緑が多くなってきた。公園へ入ると、シモツケのピンクの花が目に入ってきた。先日、舞岡公園で開花を見たとき、直ぐに確認したが、その時は花が咲いていなかった。それが今日見ると、梅雨空の中に綺麗に咲いている。5枚の花弁、そこから突出る雄しべに目が惹き寄せられる。
イメージ 1

イメージ 2
 シモツケの頭状花

 植込みの中にどんな草が生えてきているか知りたかったが、見ると、草刈り機ですっかり刈られてしまっていた。それでも、片隅に刈り残されたところがあり、白色のクチナシの花が咲いていた。開花はもっと前のようで、枯れている花も見られる。この花は八重で、八重のクチナシは一般的に結実しないという。
イメージ 3

イメージ 4
 クチナシの花

 アジサイの大きな株が沢山の花をつけている。思わず「こんなに大きかったかぁ」と思うくらい大きくなっている。冬場の姿からは、とてもこの姿は想像できなかった。広い公園だけに、豪華に見える。このアジサイガクアジサイである。
イメージ 5
大きくなったアジサイの株

イメージ 6
 大きくなったアジサイの株

 サルスベリの根元にネズミムギが犇いていた。1度刈られたようで、背丈が低い。ネズミムギに似たものにホソムギがある。小花の苞のノギが長ければネズミムギで、そうでなければホソムギになるという。このノギは長くないので、これはホソムギになるようだ。
イメージ 7
ホソムギ

イメージ 8
 ホソムギの小花

 花壇にコスズメガヤが見えた。コスズメガヤは普通花壇の中にはなく、人の足が入る堅い土のところに生えてくる。近くを見渡すと、やはり、花壇の近くの広場に多くのコスズメガヤが見られる。コスズメガヤの小枝の付け根には毛があり、小枝には腺点があるが、今日は雨に濡れていて確認できなかった。
イメージ 9

イメージ 10
 コスズメガヤの花序

 カリンとサクラの樹が大きくなってきた。カリンは4mぐらいあるように見える。新しい枝が伸びたので、昨年とは見違える高さになった。カリンの横にあるサクラの樹も大きくなり、カリンとの境がなくなってしまった。どちらかを移植しないと、共倒れになりそうな気がする。左側のマテバシイも一回り大きくなった。
イメージ 11
左側からマテバシイ 、カリン、サクラ

 花壇の隅にエノコログサが見えて来た。エノコログサは穂が出るまで、エノコログサと確認しにくい。葉の付け根に赤い斑点が1対あるのをエノコログサの目印にしているが、エノコログサに気が付いたときには、穂が出てしまっている。
イメージ 12

イメージ 13

撮影:625

  記  平成29625日(日)