ハゼノキの果実、 カヤの果実
6月24日(土)
オカトラノオの花序が大分長くなってきた。この花は合弁花だという。多くの資料のオカトラノオは先が5つに分かれているが、ここのオカトラノオは6つに分かれている。先日、舞岡公園で見たオカトラノオには1つの花序の中に、5つに分かれているものと、6つに分かれているものとが混ざっていた。オカトラノオは葉、茎とも毛深い。
藪から出て、下の池へ来た。ここの畔にタチバナモドキがある。先日は、白色の花を賑やかに付けていたが、いまは、果実になり始めている。果実の表面、花序の枝共に白色の毛がいっぱい付いている。果実の先端は今花が閉じたかのように、未だ雄しべや雌しべが残されている。
タチバナモドキ
テニスコートでは、相変わらず多くの人が出て、楽しんでいる。サクラの季節が過ぎると、この通りもひっそりとしてくる。コートの脇に、マルバマンサクがあったが、工事され、なくなってしまったのが寂しい。茶店の方向へ向かうと、ハゼノキが沢山の葉をつけた枝を伸ばしているのが見えた。枝の先を見ると、丸い粒が見える。果実が出来ているようだ。毎年、花は小さくて、よく見ることが出来ないが、果実になると、その存在が分かってくる。
ハゼノキの果実
下の池と中の池の間の堤にカヤの樹がある。葉の付け根に緑色の球体が見られる。これは果実になるのだろうか。過って撮影した果実を見ると、表面が滑らかになっている(資料1)。ところが今見ているのは何枚かの皮で覆われている。花の時期は過ぎているので、果実への移行期と思う。
カヤの果実
カシワバアジサイが見事に咲いている。アジサイの中でも一際大きな花なので、1度見ると、強く印象に残る。葉が大きく、カシワの葉に似ているところからこの名前が付けられたという。この花は八重のカシワバアジサイになる。
里の広場へ向かっていると、道端にセンダングサの葉が見えた。もう大分前からこの形をしたものが見え出しているが、花を見るまでは名前が決め難い。
撮影:6月14日
記 平成29年6月21日(水)