公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

イヌタデが色づく

623日(金)
 
 パークセンター前の広場の一角に小さな林がある。今まで、ここに八重紅枝垂桜があったことは覚えているが、他の樹木が植えられ、この林が出来たのは分からなかった。気づいたのはつい最近である。林の中を見ると、コナラ、ムクノキ、エノキなどがある。ムクノキとエノキは最初のうちよく見間違えた。今両方に緑色の果実が出来ている。別々に見ると、区別がつかない。それぞれの果実を計測すると、ムクノキの果実の縦1㎝、横0.9㎝に対し、エノキの果実は縦0.7㎝、横0.6㎝であった。ムクノキの果実の方が一回り大きいことになる。葉を比べると区別がつきやすい。ムクノキの葉の葉脈は平行に走り、縁で鋸歯に繋がっている。それに対し、エノキの葉脈は曲線を描き、縁で鋸歯に繋がっていない。
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ムクノキの果実

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 エノキの果実

 パークセンターの池側にナツツバキが1本ある。先日は未だ花が咲いていなかったが、今日は咲いている。白色の花弁が5枚あり、花弁の縁は細かい刻みが入っていて、萎れているように見える。雌しべと雄しべは束になっていて、この姿がツバキによく似ている。
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 ナツツバキ

 水場の近くにイヌタデが咲いていた。イヌタデは、1年中咲いているように思える花だが、今年は初めて見る。花は花序になり、米粒のような小花が沢山付いている。この小花が開いたところを見かけたことがない。タデの花は多くは蕾の状態が多いが、中でもイヌタデは何時もかたく閉じているようだ。何時か開いたところをしっかり見たいと思っている。
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 コリアの前の庭園に黄色い花がポツリポツリと咲いている。ここに毎年咲いてくる花で、ブタナと呼ばれている。一見タンポポの花に似るが、花茎が長く、途中で枝分かれしている。
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ブタナ

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 ブタナの花

撮影:614
 
  記  平成29620日(火)