公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

この花はサジオモダカの花になるか

616日(金)
 
 茅ケ崎公園の下にある。池の近くへ降りて行った。すると、池の向こう側に白色の花が見えた。花の感じからすると、ミズキと思える。今年見てきた中では、ミズキは既に花期を終えている。確かにミズキだろうかと確認しに近づいて行った。花を見る限り、ミズキである。しかし、この時期に咲くとは変なので調べてみた。資料1,2によると、ミズキの仲間にはクマノミズキがあり、花期が違っている。ミズキの花期が5月~6月に対し、クマノミズキは6月~7月となっている。また、葉のつき方が違っている。ミズキの互生に対し、クマノミズキは対生になっている。すると、今咲いていることは、クマノミズキになる可能性が出て来た。葉のつき方を見ると、対生になっているようだ。
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クマノミズキ?

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クマノミズキ?の花序

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 葉は対生
 
 園道の脇にオオバギボウシの花が咲いていた。このギボウシは普通見かけるものよりも大型である。大きな葉を計測すると、長さ32㎝、幅25㎝あった。この花は湿気のある斜面に群生するという。確かにここもそのような環境になる。
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 園道を進み始めると、小さな白色の花をつけた樹が見えてきた。ネズミモチのような気がするが、近づいてみた。円錐花序を出し小さな花を沢山付けている。小花は筒状漏斗形で、先が4裂している。2個の雄しべが確認できる(参照;資料1)。ネズミモチに似たものにトウネズミモチがある。この2つの違いは分かりにくい。この違いについて、資料2では分かりやすく説明されていた。この樹は、ネズミモチの気がする

資料2を整理したもの
 
果序は
白っぽい
赤茶色
葉の裏側
葉脈は透けて見えない
葉脈は透けて見える
葉の形
葉は真ん中が広い
葉は真ん中より下が広い 

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葉の裏を透かしてみた写真

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ネズミモチの葉の裏側

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 トウネズミモチの葉の裏側

 直ぐ近くに小さな沼がある。ここではヒメガマやアキノウナギツカミなどを見ている。岸辺を見ると、白い花が見えた。これは何だろうかと思った。見たことがあるようだが、名前が分からない。調べると、オモダカの名前が出て来た(資料1)。しかし、何となく変である。よく見ると、花はそっくりだが、葉の形が違っている。オモダカの葉は大きな矢尻型をしている。ところが、この葉には凹みがない。そこで、さらに調べることになった。オモダカに似た花で検索すると、資料2が出て来た。ここにサジオモダカが紹介されていた。葉、花がそっくりである。
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 サジオモダカの花

撮影:611

  記  平成29615日(水)