公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

大きなブンゴウメの果実

612日(月)
 
  瓜久保へ向かう途中にムラサキシキブが何本かある。見るとまだ蕾である。すでに他所でムラサキシキブの開花を見ている。ここは開花が遅いのだろうか。このムラサキシキブを見ると、コムラサキムラサキシキブ、ヤブムラサキを思い出す。このうち、コムラサキ2つとは違うことは分かるが、ムラサキシキブとヤブムラサキの違いがよく分からない。毎年この時期になると、この課題に取り組むが、未だに解決できていない。ヤブムラサキは全体に星状毛が多く、触るとビロード状の手触りがあるという。ところが、この辺の判断が難しい。この葉を見ると、毛はあるが、密生はしていないようだ。星状毛か、ビロード状の手触りについては、判断が難しいが、これはムラサキシキブだと思う。
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葉の表:疎らに毛がある

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 葉の裏:葉脈上に毛がある

 カッパ池へ出ると、ヤマボウシが直ぐに目に入ってきた。緑一色の中に、白色が鮮やかに映っている。前回も見ているが、花数が更に増えて来たようだ。前田の丘でも沢山の花が咲いていた。今、舞岡公園ではヤマボウシが一番よく咲いている花のようだ。
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 カッパ池を見ると、ヨシが猛威を振るい出している。背丈も2mを越すようなものがあるようだ。非常に密集している。垣根付近を見ると、ここにはヨシがなく、ミゾソバが大部分を占めている。まさに、カッパ池はヨシとミゾソバ2分されている。
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カッパ池:ヨシとミゾソバで2分されている

 カッパ池側にエゴノキとハンノキが1本ずつあるが、何方も元気がない。昨年からこの公園のハンノキに元気がなくなっているように見受ける。今年は、冬芽だけは見たが、花や果実は見ることが出来なかった。ここのハンノキを見ても葉が随分少ないようだ。

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 左:ハンノキ、右:エゴノキ

 奥の広場へ行き、入り口にあるブンゴウメを見ると、大きな果実が出来ていた。大きさを計測すると、直径が3㎝あった。3㎝というと、たいした長さでないが、果実の見掛けの大きさは3㎝より大きく見える。枝を見渡すと、この大きな果実が、あそこに、ここにと沢山出来ていることが分かった。
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 ブンゴウメの果実

撮影:67

  記  平成2968日(木)