公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

垣根の設置

611日(日)
 
 610日(土)、朝から気温が上がり真夏の陽気になった。今日は、公園で垣根の設置が行われる。今までナイロンテープで何度も垣根をつくたが、風が吹くたびに靡き、数日で切れたり、他のものに巻き付いたりし、その都度やり直すことが続いていた。そんなある日、「きちんと綺麗に整備しようだはないか」という声が聞かれてきた。予算を見積もると、1万円ぐらいで出来そうであった。Zさんの方で、材料の購入、仕立てをしてくれるということなので、好意に甘えることにした。
 Zさんの方では、この日のために丸太(杭)やロープの材料を仕入れ、計測をし、ロープを通す穴まであけておいてくれた。今日は、準備の整った、丸太(杭)とロープを公園へ運び、打ち込む作業に取り掛かることになった。
 最初は、かなり深く打ち込まなければならないので、相当作業期間がかかると予想していた。予め、丸太(杭)を打ち込む位置を決めておいたので、そこへ丸太(杭)を並べ、間隔をみた。この辺でいいのでは、と思ったところで、1本の丸太(杭)を試しに打ち込んだ。大きなハンマーで打ち込むと、「ずしーん、ずしーん」との音と同時に丸太(杭)は少しずつ地面へ食い込んでいった。目標の深さまで、打ち込むことが出来た。1本を打ち込むと、後は、縁石からどのくらい離せばいいか、見当がつく。2本目、3本目と打ち込んでいった。東側の丸太(杭)打ちは、意外と早く出来た。この丸太(杭)にロープを通せば垣根は出来上がる。
 ところが、ロープを引き出し始めた時、トラブルが発生した。ロープを急いで引き出したために、ロープが絡んでしまった。ロープの先は、2本、3本の丸太(杭)の穴を通し、巻き付けてしまっている。もう片方の先を頼りに解いていかなければならない。正しく知恵の輪になって仕舞った。数人がかりで、解したり、伸ばしたりしながら、何とか1本ロープに戻すことが出来た。1本のロープになると、扱いやすくなった。1本、1本の丸太(杭)の穴に通し、結び付けていった。そして、ロープの張り具合を調節し、固定した。離れて見ると、綺麗な垣根が出来上がっている。
イメージ 1
丸太(杭)の打ち込み

イメージ 2
丸太(杭)の打ち込み

 東側が終わり、設置の要領が掴めて来た。今度は北側へ移った。此方には、一段高くなった花壇と半円形の花壇などがある。丸太(杭)を置いて、全体のバランスなどを考えた。一段高い花壇や半円形の花壇の前には設置しない方がいいことになった。先程の要領で、縁石から30㎝ぐらい内側に丸太(杭)を打ち込んだ。地面が堅いと思ったが、丸太(杭)は順調に地面へ食い込んで行った。その内、丸太(杭)に直接ハンマーが当たらないように用いていた厚い板が、破損してきてしまった。一旦破損すると、ハンマーを1打する度に破損は酷くなり、とうとう割れてしまった。仕方なく、ハンマーを丁寧に打ち下ろし、直接丸太(杭)を打ち込む方法に切り替えた。慎重に打ち込むと、杭が割れず上手く打ち込むことが出来た。丸太(杭)打ちが終わると、ロープ張になった。ロープは短くなっているので、もう絡むことは無くなった。北側を終わってみると、丸太(杭)がまだ7本残っていた。
イメージ 3
北側の丸太(杭)打ち

イメージ 4
ロープを解く

イメージ 5
丸太(杭)にロープを結び付ける

イメージ 6
完成した北側の垣根
 
 西側もやって仕舞おうということになり、同じような作業に取り掛かった。ここは直線で、丸太(杭)を4本打ち込めばいい。ここの花壇は土起こしをしたことがないので、土の堅さが分かっていない。それでも、要領が摑めていたので、作業はスムーズに進んだ。あと丸太(杭)が3本残ったので、2本を北側の花壇の境に打ち込んでみようということになった。
イメージ 7
 西側のロープの固定

イメージ 8
 完成した西側の垣根

 今日は垣根の設置がおもな作業だったが、伸びた枝の剪定や草取り、ゴミ拾いなどをしてくれた人もいた。真夏に近い炎天下だったので、短時間でもかなりきい作業だった。皆さんの顔には大粒な汗が滲んでいる。最後の片づけをし、日陰で冷たいものを飲んだ。皆さんと歓談しているうちに、疲れが少し和らいできた。改めて、花壇を振り返りながら見ていくと、見違えた花壇になっていることが分かってきた。
イメージ 9
完成した北側の垣根

イメージ 10
完成した東側の垣根

撮影:610


  記  平成29610日(土)