公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

これはクサヨシになるか

528日(日)
 
 もみじ休憩所は広々としている。親子ずれだろうか、子供が4人いて、仲良く輪を作りお昼を食べ始めようとしていた。小さい子供が母親の後を追っていく光景が見られる。公園内は和やかな風景である。休憩所の周りはカエデの緑が美しい。これが秋になると紅葉して、また別の美しさを作り出す。先程見たリョウブの疑問がまだ頭に残っている。薮の縁にあるウマノミツバなどを見ながら先へ進んで行った。
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 もみじ休憩所

 水田へ向かう坂を下り始めた。すぐ右側にウグイスカグラがある。もう葉だけになって、どこにあるか分からないのではと思って探すと、赤い果実が残っていた。数は数個になっていた。次回来るときにはすべてなくなっていることだろう。ウグイスカグラの場所をしっかり覚えておかなければならない。
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 ウグイスカグラの果実

 いつも見るヤマコウバシはもう葉が大きくなり、道を覆い被さるようになってきた。もう少しすると、葉で覆われたトンネルになり、ここは薄暗くなってくる。水田への出口へ来ると、左側にトウバナがある。トウバナは水田へ出た右にもある。先日、ここのトウバナは青紫色で、水田のところのものは薄赤かった。そのため一時は別物ではないかと思った。ところが、今日見ると、何方も同じ薄赤色になっていた。青紫色から薄赤色へと変わってくるようだ。
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トウバナ

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 トウバナの花

 水路沿いを見ると、カモガヤに似ているものが見える。カモガヤにしては背丈が高い。そこで調べてみた。葉の付け根は小さな耳になっている。葉舌は5㎜ぐらいで、先は平らのように見受ける。葉は長く23㎝あった。小花を見るとノギがない。カモガヤでなく、クサヨシになるのではと思った。カモガヤにはノギがあり、クサヨシにはノギがない。
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クサヨシ

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クサヨシの小花
 
 この一帯はクサレダマが占めている。先日より一段と背丈が高くなったようだ。3枚の葉が輪生しているところがクサレダマの目印となる。しかし、よくこんなに密になって犇いているものだと驚く。こういう光景が群生とか、群落というのだろうか。
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 クサレダ

撮影:524
 
  記 平成29525日(木)