公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

モミジバフウの雄花と雌花

523日(火)
 
 先日,浦島公園でハクウンボクの花を見損なってしまった。「今年も見そこなってしまったかぁ」と反省させられた。望みは、岸根公園の入り口あるハクウンボクである。浦島公園の状況を考えると、恐らく花は終わってしまっているだろうと思ったが、一途の望みを託して出かけた。
 バス停から真っ直ぐハクウンボクのところへ行った。しかし、花は1輪もなく、結果は無残だった。花のあったところには大きな葉が茂っていた。
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 残念な思いをして公園へ入って行った。サクラの樹の下から池を覗くと、キズイセンが咲いていた。水辺に映る黄色い花が鮮やかである。池の中なので、詳細を知ることが出来ないのが残念だ。
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 枯葉の塊の上に1羽の水鳥がいる。じっとしていて動かない。写真を撮って調べてみると、オナガガモと分かった。嘴の先は黒く、上は灰色で、側面は白色である。頭は全体が薄い褐色で、首の後ろの部分が黒い、胸は純白でよく膨らんでいる。背中から腹部にかけ黒色の細かな模様が見られる。羽根の側面は黒く、黒い尾羽が後方へ伸びている。じっとしていたので、綺麗な写真が撮れた。
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 池を上がったところにエゴノキがある。先日三ツ池公園では咲き始めたばかりだったので、今日は花が見られると思っていた。期待して坂を上って行くと、花は咲いていた。しかし、もう峠が過ぎた感じだった。下のハクウンボクが花を終えていたので、ここのエゴノキの開花も早かったようだ。
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 右側は斜面になり。草木が茂っている。草むらを見ていると、あそこに、ここにとニワゼキショウが小さな塊をして分布している。しかも、ニワゼキショウには紫色と白色があるが、この2つが混ざり合うことなく、別々の塊をつくっている。
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 2つのニワゼキショウの間を埋めているものにヘラオオバコがある。これも花をつけている。長く上へ伸びは花茎の先に短い柱状の花序をつけている。小花は小さく、今までよく見たことがない。
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 ヘラオオバコ
 
 斜面にモミジバフウの樹がある。この樹にも花が咲くころになっている。この樹には枝の先に雌花が咲き、奥に雄花が咲く。例年雌花は残されるが、雄花は枯れ落ちてしまっている。枝を見ると、両方がついていた。雌花は長い柄を出し、その先に1個が垂れ下がっている。球状で、表面に雌しべが棘のように無数出ている。雄花は雌花より小さく、10個ぐらい垂れ下っている。球状で、花粉が密集している。
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撮影:519

  記  平成29521日(日)