公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

ミツバツチグリが見つかる

514日(日)
 
 園道に戻り、今度はクヌギの広場へ向かった。細い坂道が続く。左の藪にヘビイチゴが見えた。見ていると、葉が少し大きいように見えた。その時、「これはヤブヘビイチゴかもしれない」と思った。過って何度もヘビイチゴに似たものについて、違いを調べてきたが、未だ、ヘビイチゴヤブヘビイチゴの違いがよく理解できていない。小葉の先の形の見分け方が、その時々で変わってしまう。改めて、その違いを見直してみると、ヤブヘビイチゴの小葉は細長く、ヘビイチゴの小葉は縦と横がほぼ同じ長になっているようだ。この花はどうやら、ヤブヘビイチゴになりそうだ。
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 下へ下りると、広場があり、そこに、またヘビイチゴのような黄色い花が群生していた。先程、ヤブヘビイチゴを見たばかりなので、「またヘビイチゴかぁ」と思いながら近づいて行った。見ると、ヘビイチゴとは違っている。思わず、「これがミツバツチグリかぁ」と感動を覚えた。ヘビイチゴの葉とミツバツチグリの葉がよく似ている。ヘビイチゴの小さい葉を見た時は、「これはミツバツチグリかもしれない」とも思ったことがあった。今、ミツバツチグリを見た、もう、ヘビイチゴとミツバツチグリは見間違えることがないと確信できた。ヘビイチゴは1本の花茎に1つの花だが、ミツバツチグリは1本の花茎が枝分かれして、それぞれに花が付く。見事に違いが分かる。
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ミツバツチグリの群生

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 ミツバツチグリの花

 直ぐ近くにクヌギの林がある。花を見ようとしたが、既に花は終わろうとしていた。見えるものは雄花ばかりで、雌花は見つからなかった。
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 クヌギの雄花

 上郷の家により、坂を下ってバス停へ向かった。ここは日陰になっていて涼しい。ここの右側に以前ヤマブキが満開であったが、今日は、花を終えたのか、花の姿は見えない。左側の園道にシャガが咲いている。先日、シャガの見える葉の部分は全てが裏であることを知った。花弁は6枚あり、外側の3枚が大きく、その中央にオレンジ色の突起と斑点がある。雌しべは2本に分かれ、先が裂片になっている。
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 シャガ

 バス道路へ出ると、フジの花が崖を覆っていた。まだ蕾が多いが、満開になった時は、ここは1つのフジの名所になる。
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崖に咲くフジフジ

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フジの花

撮影:52
 
  記  平成2957日(日)