公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

オニグルミとサワグルミの雄花

429日(土)

 小高い丘の松原越休憩所にイヌシデがある。先日は雄花を見ているが、雌花を見ることが出来なかった。そこで、再び様子を見に坂を上がって行った。イヌシデを見ると、雄花の花序は直ぐ分かったが、雌花花序が見当たらない。雌花花序は、本年枝の先端や短枝のわきに見られるというので、何本かの枝を見た。雌花花序と思われる、長く伸び切ったものは幾つもあったが、どうも雌花花序でもなさそうに思えたので記録に残さなかった。

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 イヌシデ

 イヌシデの雌花が見られず、残念に思いながら上って来た坂を下りて行った。先日は、ここの土手にムラサキキケマンが咲き誇っていたが、今見ると、ほとんどが刈り取られていた。イヌシデ、ムラサキケマンの撮影が出来ず、沈んだ気持ちで園道を歩き進んだ。すると、藪側の土手にムラサキケマンの群生が見えて来た。ムラサキマンにとっては、一番勢いがある時期のようだ。
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 ムラサキマン

 農道を入り、オニグルミのある狐久保広場を目指した。右側の土手にタンポポやハルジオンが群生している。よく見ると、その中にカラスムギが混生している。春から初夏の草花が溢れていて、長閑な光景である。
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 ハルジオンやカラスムギ

 狐久保広場へ着いた。ここで何度もオニグルミの冬芽などを撮影しているが、上手く撮影できたためしがない。冬芽などが高いところにあるので、カメラの望遠に限界があるのかもしれない。早速オニグルミの花の撮影に挑戦した。オニグルミの梢を見ると、雄花の花序が見える。もう既に沢山の花序が枝から下がっている。冬芽を見ていた時、雄花の冬芽は頂芽から下の方にあった。今見ると、雄花花序は枝の先端から離れたところから出ているのが分かる。雌花は頂芽から出て来るというので、幾つかの頂芽を見たが、それらしきものは見つからなかった。まだ出てきていないのだろうか。
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 オニグルミの雄花花序

 瓜久保休憩所へ来て、今度はクルミでも、サワグルミを見た。梢を見ると、雄花花序が見える。此方は苞葉の下に、葯と思われる黒いものが見える。しかし、此方も雌花花序を見ることが出来なかった。
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 サワグルミの雄花花序

 古民家の入り口の園道で何本かのヤマグワの花を見てきた。しかし、そこで花を見た時は、ヤマグワと確信が持てなかった。北門のところで、1度ヤマグワヤマの花と確認はしたが、未だ信じられないような気がしていた。カッパ池の脇にもヤマグワの樹はある。ここで再度確認して、やはりヤマグワの花であったと納得した。その後、調べ直すと、ヤマグワは雌雄別株、まれに同株と知った。雌花と雄花があることになる。そこで探してみた。
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ヤマグワの雌花

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ヤマグワの雄花
 
撮影:420
 
  記 4平成29324日(月)