公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

カラタチの花が咲いた

425日(火)
 
 暖かいので、公園を訪れている人も多いようだ。1か所に止まって草花を見ていると、通る人の邪魔になって仕舞う。それでも、行き交う人は除けてくれので助かる。
 水路伝いに進み、ガマズミを見た。今年は、ガマズミに異変が感じられる。冬芽のつきが悪く、あっちにもこっちにもと見られる状況でなかった。もうそろそろ花芽が見られるのではと思っていたが、案の定、花芽も少ない。1本の株にいくつも花芽はなかった。
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ガマズミの花芽

 ネムノキ休憩所へ来た。ネムノキは眠っているようで、未だ目立つ変化が現れていない。休憩をとりながら、ぼんやりと前を見ていると、何人もの人が通り過ぎて行った。通る人を追うように目を左へ移すと、ヤマブキの黄色い花が目に入ってきた。先日も、ここで見たような気がする。今、このヤマブキの花を見る機会が多い。緑の中に、ヤマブキの黄色が映えている。
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 ヤマブキ

 足元にミミナグサが咲いていた。最近、ミミナグサとオランダミミナグサについての違いを知りたくなった。オランダミミナグサは名前から判断して、在来種でなく、ヨーロッパ原産である。
 2つの違いについて調べてみた。
 
ミミナグサ
オランダミミナグサ
花柄
萼より長い
萼より短い
花弁
萼と同長さ短い
萼より長い
茎や萼の色
暗紫色
緑色
花弁
楕円形
細長い
 すると、写真はオランダミミナグサになる。よく見るミミナグサは殆どオランダミミナグサのようで、ミミナグサは見かけない。
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オランダミミナグサ

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 花柄:萼より短い 花弁:萼より長い

 最近、ネムノキ休憩所から炭焼き小屋の方へ足を向けるようになった。入口には古井戸があり、昔の風景がある。細い道は炭焼き小屋で行き止まりになっている。この細道の両側は柵があり中へ入れないが、ここにいろいろな花が出現してくる。歩いていくと、垣根になっているカラタチに白い花が咲いていた。「からたちの花」は北原白秋の詩で馴染みがある。この詩は、カラタチについて忠実に表現されている。北原白秋の自然を見つめる繊細さに感銘を受ける。
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カラタチ


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カラタチの花


 垣根の中を見ると、黄色い花が咲いている。タンポポのように見えるが、オオジシバリのようだ。この辺にはタンポポオオジシバリが多い。水田の畦道で、今日もオオジシバリを見て来たばかりである。
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撮影:420
 
  記  平成29422日(土)