カエデ(イロハモミジ?)が咲く
4月22日(土)
えのき休憩所では見たいものがもう1つある。休憩所の名前が付いている「エノキ」である。この冬芽は小さく、長い間変化を捉えることが出来なかった。今見ると、既に新葉が大分出てきている。発芽の環境が整うと、急激に成長を遂げてくる勢いには、驚くと同時に感動させられる。新葉の葉脈を見ると、エノキ独特の非対称な葉の形が思い浮かんでくる。
エノキの新葉
斜面にキブシがある。枝から吊下った花の姿は無く、葉が沢山出ている。この姿になると、もうキブシと分からなくなってしまう。キブシの葉は枝の先端に5枚ほどがかたまっている。1枚の葉を見ると、楕円形で大きく、先端は尾状になっている。縁には切れ込むような鋸歯がある。両面に毛はないようだ。キブシは雌雄が別株というが、今年は見分けることが出来なかった。
キブシ
ケヤキ広場へ戻ってきた。正面にクヌギの樹がある。梢を見ると、枝から何本もの花序が垂れ下っている。一瞬、コナラかと思った。しかし、葉の形を見ると、クヌギになる。垂れ下っている花序は雄花になる。雌花を探したが、小さいので見当たらなかった。
漸く、足がばらのまるの橋へ来た。ここではいつもアカシデを見るが、先に、カエデの葉の下の赤褐色のものに目が行った。カエデに花が咲いていた。小さいが中々綺麗な花である。雄花と雌花があるというが、そこまで注意して見なかった。
カエデ
小花
小花
アカシデは、先日雌花が見つからなかった。今日見ると、反対に雄花の姿がない。最近のこの暖かさで、役目を終え、散ってしまったようだ。雌花の花序も大分伸びてきている。もう中に果実がある様に錯覚するくらいになっている。苞葉をひっくり返し、覗いてみたが、未だ果実は確認できなかった。
アカシデの雌花花序
路面にヤブタビラコとオニタビラコが混生している。オニタビラコは、背丈が伸び高くなっているが、ヤブタビラコは地面から高く持ち上がっていない。花の大きさも違うように見えたので、直径を計測してみた。ヤブタビラコは0.7㎝、オニタビラコは1.2㎝であった。
撮影:4月20日
記 平成29年4月20日(木)