公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

三ッ池公園のサクラ(カンザン、ヤマザクラ、 ソメイヨシノ、コケシミズ、ヨコハマヒザクラ)

416日(日)
 
 テニスコートの横の園道はサクラの並木になっている。開花時はサクラのトンネルになる。ここのサクラはカンザンが主体で、その中にオオシマザクラソメイヨシノが入っている。もうそろそろオオシマザクラは終わりかと思ったが、ここのオオシマザクらはまだ十分楽しめる状況にある。ソメイヨシノは幾分衰え出している。「一番多いカンザンは・・・」と見ると、赤く染まった蕾の状態である。開花にはあと数日かかるようだ。
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サクラのトンネルにはまだ早かった

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 カンザンの蕾

 いこいの広場のヤマザクラを見に進んだ。手前のオオシマザクらがよく咲き、葉が出ているので、よく見ないと、ヤマザクラと思ってしまう。ここの広場には何本かのヤマザクラが集中的に植えられており、ヤマザクラと標記されている。この名札がないと、この樹がヤマザクラとは分からない。花を見ると、ほんのりとピンク色がかったものがあれば、白色のものもある。色々な資料には、「ヤマザクラは開花と同時に茶褐色の葉が出る」というが、この点だけでヤマザクラとは判定が難しい。今見ている花もこの点だけではヤマザクラとは分からない。花が高いところにあるので、直接見ることが出来ないのが残念だ。望遠写真を見て、萼片の鋸歯が分かりそうな部分を探した。鮮明でないが、萼片には鋸歯がないようだ。確かにヤマザクラのようだ。
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 茶店の横にソメイヨシノの開花標準木がある。今まで見てきたソメイヨシノの中で、一番花が少なくなっている。水際まで伸びた枝に、沢山の花弁がついた素晴らしい光景は、今日は見られない。期待していただけに残念だった。しかし、写真に撮れば、未だ絵になっている。
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 ソメイヨシノの標準木

 直ぐ隣に、小さいが花を沢山付けたコケシミズがある。花の落ちかけたソメイヨシノの後だけに余計にきれいに見える。萼筒などを見るとオオシマザクら系統と思われるが、花弁は薄いピンク色をしている。花弁の上部には細かい切込みが見られる。サトザクラということで、名前の由来は不明である。
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コケシミズ

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 コケシミズの花

 ヨコハマヒザクラが1本だけ花を残していた。公園に入った時、直ぐ見たヨコハマヒザクラは葉ザクラになっていたので、ここでの花は期待していなかった。赤茶色をした葉が出始めているが、赤みがかった花そのものは未だ楽しめる。
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 ヨコハマヒザクラ

撮影:412
 
  記  平成29414日(金)