公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

三ッ池公園のサクラ(ベニシダレ、ヤエベニシダレ、ウスベニオオシマ、兼六園菊桜 、ウコン)

415日(土)
 
 コケリンドウを見てから、久しぶりに池沿いに進んだ。パークセンター前の広場へ着くと、広場は、天気がいいせいか多くの人が出ていた。つい先日見た奥のネコヤナギを見に行くと、10日ぐらいで、多くの冬芽が芽鱗から抜け出て、花に変わっていた。ネコヤナギは雌雄が別株であるという。このネコヤナギの11つの花を見ると、基の方が黄色く見え、先の方は白色の毛が目立つ。黄色く見えるのは葯であるので、このネコヤナギは雄株である。基の方が黄色いということは、雄株の花は下から上へと咲いていくのだろうか。
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 ネコヤナギ

 先日来たとき、駐車場前のベニシダレは花が咲き始めた時だったが、10日余りで開花した花の数が沢山増えてきた。その分見栄えもよくなた。萼筒に膨らみがあり、花が小さそうに見えた。花の直径を計測すると、2.53.0㎝であった。シダレザクラエドヒガン系が多いという。その中で、ベニシダレは赤みが強く出ている。
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ベニシダレ

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 ベニシダレの花

 同じ広場には、もう1本のシダレザクラがある。此方は八重になっているので、ヤエベニシダレになる。やはりエドヒガン系を示す萼筒の膨らみが見られる。花の直径はこちらの方がやや大きく、3.0㎝あるようだ。
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ヤエベニシダレ

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 ヤエベニシダレの花

 池へ戻り始めた。左側に丘の広場から来る坂道がある。その坂道を出たところにオトメツバキが咲いていた。花数が増し、先日よりは目立つようになってきた。いままで、オトメツバキの雄しべの存在が分からなかったが、この写真を見ると、雄しべが写っている。花弁が多いので、隠されていたことが分かってきた。
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 オトメツバキ

 ウスベニオオシマが咲いている。先程、ヤエオオシマを見てきた。何か名前が似ている。「ウスベニ」の名前が付いているので、ヤエオオシマに赤みが加わったように思った。写真を比べてみると、やはりそんな気がする。
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 ウスベニオオシマ

 直ぐ隣に兼六園菊桜がある。枝先に赤い蕾が付いている。いくらか蕾は開きかけているようだが、近くで見られないので、詳しいことは分からない。兼六園菊桜には、花弁が250枚から400枚ぐらいあり、八重の中でも花弁数が多いサクラとのことのようだ。
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 兼六園菊桜

 ウコンが蕾を持っている。このサクラは、ウイキペディアによると、ギョイコウとともに花弁に葉緑体がある珍しいサクラだという。しかも、ウコンは緑色が弱く淡黄色の花になるという。蕾は赤みを帯びており、この蕾からは淡黄色の花が咲くとは想像できない。
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 ウコン


撮影:412
 
  記  平成29413日(木)