公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

この冬芽はミツバツツジだった

414日(金)
 
 前田の丘から道の向こうの藪を見ると、黄色い花が見えて来た。どうもヤマブキらしい。もう咲くのだろうかと、近づいて確認すると間違いなかった。昨年は410日に見ているので、ほぼ同じ日に見たことになる。
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 ヤマブキ

 ヤマブキを確認して、道を歩き始めると、道にはキブシの花序が無数落ちていた。「ああ、キブシの花期は終ったわったのか・・・」との思いで目を上へ向けると、キブシの花序は未だついていた。目を下に向けると、地面を這うように黄色い小さな花が見えた。カタバミかと思ったが、そうではない。ヘビイチゴでもない。よく花を見ると、道端などでよく見るオニタビラコにそっくりであった。オニタビラコにしては、どの花を見ても背丈が低い。若しかしたら、ヤブタビラコではないかと思い、調べてみた。ヤブタビラコは高さが2030㎝だという。オニタビラコ20100㎝というので、この花はヤブタビラコになりそうだ。
 参照:牧野新日本植物図鑑
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 山道を通り、前田の丘からカッパ池を目指した。未だ樹の葉が少なく道は明るい。坂を下ると、カッパ池が見えた。山を下ると、ハコベキランソウ、白色タチツボスミレなどが草原を飾り、ソシンロウバイは新葉が出始めていた。対生の新葉の葉が1段、2段と出て、いま3段目が出始めている。
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 道沿いにヤマグワの樹があり、冬芽が緑色に変わってきた。数枚の新葉の間には粒状のものが見え始めている。恐らく蕾と思われる。新しく出て来た新葉、蕾には柔らかそうな毛がたくさんある。まるで産毛のようだ。
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 ヤマグワの冬芽

 ケキツネンボタンがあった。今年に入って、もう数回見るようになった。この花を見ると、キツネノボタン、タガラシ、ウマノアシガタを思い出し、まだはっきりと区別することが出来ない。
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ケキツネンボタン

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 ケキツネンボタンの花

 カッパ池の奥に来た。ここには冬芽の問いから見続けてきた低木がある。昨年は、冬芽を見続けていながら花を見損なってしまった。今年は見損なわないように冬芽の状況を見続け、今日は花が咲いていることを期待してやってきた。見ると花が咲いていた。ミツバツツジではないだろうかと予測していたが、その通りであった。「恐らくミツバツツジだろう」と思っていても、実際の花を見届けるまでは自信がなかった。
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撮影:410
 
  記  平成29410日(月)